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撮影性能に新しい翻訳機能まで、 グーグルが 「Pixel 6」 で発表したすべて

グーグルは秋のローンチイベントにて、Pixelシリーズの最新作となるスマートフォン「Pixel 6」を公開しました。独自開発のチップを初めて搭載し、カメラ周りやソフトウェア処理・AI技術が大きく向上しています。
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グーグルは秋のローンチイベントにて、 Pixelシリーズの最新作となるスマートフォン 「Pixel 6」 を公開しました。 これまでに定評を得てきたカメラ周りやソフトウェア処理・AI技術の向上が目玉で、 デザインも大きく刷新されています。

撮影性能に新しい翻訳機能まで、  グーグルが  「Pixel 6」  で発表したすべて

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AI技術が実現するスマートな新機能

Googleアシスタントがヘアサロンやレストランを代わりに予約してくれるユニークなサービス 「Google Duplex」 は、 当時の 「Pixel 3」 を個性的に引き立てる特徴の一つでした。

その後のアップデートで追加されたものをみると、 たとえばフリーダイヤルでよくある保留の時間をAIが認識し、 通話再開のタイミングを知らせてくれる機能。 音声をリアルタイムでテキストに変換する文字起こし機能。 迷惑電話を自動で識別し弾いてくれる通話スクリーニング。 そして再生中の曲や周囲で流れている音楽を認識し、 アーティストや曲名を教えてくれる機能(iOS 15では 「Shazam」 の組み込みにより同様のサービスを提供)。

こうした、 地味だけど他のAndroid端末よりもスマートで役立つ機能性がPixelシリーズの魅力です。 当然これらは、 グーグルの得意分野であるソフトウェア開発と、 卓越したAI技術のもとに成り立っています。

撮影性能に新しい翻訳機能まで、  グーグルが  「Pixel 6」  で発表したすべて

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Pixel 6では、 独自開発のチップ 「Google Tensor」 が初めて搭載され、 それに併せてセキュリティと言語に焦点を置いたアップデートが施されました。 従来のQualcommチップと比較してのメリットは、 「TItan M2」 というセキュリティに特化した専用チップの導入によって、 パスワード・トラッキング類の高度な管理が可能になること。 アップデートは5年間に及び、 一昔前のAndroidでは考えられないレベルの機密性とサポートを得ています。

音声による文字起こし機能は、 テキストに加え絵文字などの特殊文字が入力可能になったほか、 他言語をリアルタイムで翻訳する 「Live Translate」 機能を搭載。 カメラに映った文字を翻訳する 「AR翻訳」 機能もカメラアプリに組み込まれました。

他には、 お店に電話をかける際に予想される待ち時間を教えてくれる機能など、 AI処理技術の向上が目立ちます。

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ハードとソフトが共創する最高峰のカメラ

Pixel 6では、 定評のあるグーグルの写真処理技術に磨きがかかっています。 メインとなる広角カメラは5000万画素で、 1/1.3型の巨大なセンサーを搭載。 取り込める光量はPixel 5と比べて150%増えています。

「Pixel 6」 はメインカメラと1200万画素の超広角カメラによる2眼構成、 「Pixel 6 Pro」 は4800万画素の望遠を加えたトリプルカメラに。 さらに新搭載の 「LDAFセンサー」 によって、 暗い場所でのピント合わせや追従がしやすくなるとのこと。

撮影性能に新しい翻訳機能まで、  グーグルが  「Pixel 6」  で発表したすべて

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写真では、 背景に映った人や物体を認識して削除できる 「マジックイレイサー(魔法の消しゴム)」 、 人物の顔を自動で認識しピントを合わせる 「Face Unblur」 、 撮影後でも露光条件や被写体の動きを調整できる 「Motion Mode」 、 そして光温度や条件を認識してポートレートを正しい色合いに補正する 「Real Tone」 など、 魅力的な新機能が加わりました。 特にMotion Modeでは被写体の流し撮りや長時間露光などを擬似的に再現できると謳っています。

動画では4K60fpsの撮影に加えて、 色調や露光のリアルタイム補正がフィーチャーされました。 また 「Snapchat」 のOS組み込みにより、 背面をダブルタップするだけで(ロック解除なしに)Snapカメラを起動できます。

撮影性能に新しい翻訳機能まで、  グーグルが  「Pixel 6」  で発表したすべて

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刷新されたデザインと独自チップ 「Google Tensor」

Pixel 6のデザインはローンチ前から公開されてきました。 横一本に広がったカメラバンプとそれを引き立てるネイチャーカラーが印象的なデザインです。

ディスプレイの共通点は画面内指紋認証を備えていることで、 「Pixel 6」 は6.4インチ・FHD+のフラットディスプレイ(90Hz)、 「Pixel 6 Pro」 が6.7インチ・QHD+の曲面ディスプレイ(120Hz)と、 サイズ以外の違いも目立ちます。

RAMはPixel 6が8GB、 「Pro」 は12GB。 バッテリーはそれぞれ4,614mAh、 5,003mAh。 独自開発のチップ 「Google Tensor」 はローカルの機械学習に特化するほか、 Pixel 5と比較してパフォーマンス速度が80%向上しています。

価格は、 Pixel 6が74,800円、 Pixel 6 Proが116,600円から。 予約は既に始まっており、 10月28日の発売です。

九条ハル

個人的には、 Pixel 6のカメラデザインが好みだぞ!

シンメトリーなバンプのおかげで、 筐体にうまく溶け込んでいる感じがするよね。

メロ

九条ハル

Tensorに関しては、 Snapdragonとの性能差も気になるところ! 実機を試すのが楽しみなのだ…