モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、 モトローラ)は2024年9月17日、 折りたたみ機構を搭載した最新のAndroidスマートフォン 「motorola razr 50」 を発表しました。 公式ストア価格は135,800円(税込)で、 2024年9月27日より国内販売開始予定です。 なお、 ソフトバンク向けの 「razr 50s」 も同時に発表されています。
外側ディスプレイの利便性が向上
モトローラはプレミアムモデルの 「razr」 シリーズや、 ミッドレンジ帯の 「edge」 シリーズ、 エントリー帯の 「moto g」 シリーズなど幅広いラインナップを展開しています。 「motorola razr 50」 は、 そんな 「razr」 シリーズの最新モデルで、 昨年発表された 「razr 40」 の後継機にあたります。
razr 50では外側ディスプレイが3.6インチに大型化され、 閉じたままでもさまざまなアプリを操作できるようになりました。 この改良により、 昨年の 「razr 40」 のスタンダードモデルで制限されていた操作性が大幅に向上。 閉じた状態のままメインカメラを使用した撮影や、 地図アプリでの現在地確認、 ボイスレコーダーでの録音などができるようになりました。
なお、 外側ディスプレイでは通常のスマートフォン用アプリがそのまま動作し、 PayPayなどのQRコード決済も閉じたままでスムーズに行うことができます。 サムスンのフォルダブル端末 「Galaxy Z Flip6」 も同様のディスプレイを搭載していますが、 Galaxyとは異なりアプリの使用に制限がない点が大きな強みと言えるでしょう。
メインディスプレイは6.9インチの有機ELで、 120Hzの高リフレッシュレートにより滑らかで鮮明な表示に。 適度な硬さのヒンジにより自由な角度でスマートフォンを自立させることができ、 端末を折り曲げた状態でのアウトカメラによる自撮りなど、 通常のスマートフォンにはできない使い方が可能です。
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おサイフケータイ対応でさらに使いやすく
「razr」 シリーズは、 フィーチャーフォン時代に人気を博した旧 「RAZR」 シリーズに端を発する系譜。 かつて国内でも展開され、 その薄さとスタイリッシュなデザインが話題を呼びました。 スマートフォン版の 「razr」 も、 この伝統を受け継ぎ、 折りたたみ式の美しさと機能性を両立しています。
従来のモデルはおサイフケータイ非対応でしたが、 「razr 50/50s」 ではFelicaを搭載したことで、 国内の電子決済サービスも利用できるようになりました。
チップセットにはMediaTekの 「Dimensity 7300X」 を採用。 ここ最近のフォルダブル端末にはハイエンド向けのSnapdragon 8シリーズが採用される傾向ですが、 razr 50/50sはミッドレンジクラスのチップセットを採用しながらも、 フォルダブルという付加価値を含めてプレミアムモデルに位置付けられています。
リアカメラは5000万画素の広角メインと1300万画素の超広角/マクロカメラによるデュアルシステムとなっています。 インカメラも3200万画素と妥協がありません。 カメラシステムと 「moto ai」 が連携することで、 動きながらでも手ブレを起こさずに撮影ができるとしています。
上位モデルは国内未発表
motorola razr 50を購入したユーザーには、 「ディスプレイ破損1回無料サポート」 が提供されます。 このサポートは端末購入日から1年間有効で、 万が一ディスプレイが破損した場合、 1回のみ無料で修理対応が行われます。
公式ストア価格は135,800円(税込)で、 2024年9月27日よりAmazonや家電量販店など国内各チャネルで販売開始予定です。 ソフトバンク版の 「razr 50s」 では、 48回払いで購入し、 13か月目に端末を返却(下取り)することで1年間の実質料金を36円とする 「早トクオプション」 などのサポートプランも用意されています。
なお、 グローバル向けに上位モデルの 「razr 50 ultra」 も発表されていますが、 執筆時点で国内販売は未定となっています。
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