これ一つ持っていけば、出先で絶対に困らない。そんな理想の充電器がここにある…!
Anker(アンカー)が送り出す次世代の充電器「PowerPort Atom PD」シリーズに、Type-Cポートを2つ備えるニュータイプが加わりました。
長らく愛用していたMacBook Pro 13インチの純正アダプタを一瞬にして置き換えたのはこやつです。
今まではPCの純正アダプタを使っていた
スマホにiPad、そしてMacBook Pro 13インチ。この3セットを常に持ち歩く僕にとって、パワフルな充電器は必需品です。
これまでは、MacBook Pro 13インチに付属の61W純正アダプタを1つだけ、バッグに入れて持ち歩いていました。これ一つあれば、パソコンはもちろんのこと、スマホにタブレットまで全て充電できるからです。
ところが、こいつには少なからず不満もありました。最も致命的なのは、ポートが一つしかないこと。パソコンとスマホを同時に充電したい、なんて場面は多々あるのですが、ポートが一つしかないためにそれぞれ別々の充電を強いられていたのです。
また、充電器自体がとてもデカくて重いのも難点でした。61Wという高出力の代償とはわかっていても、持ち歩くのに若干の抵抗を感じるレベルのデカさ。
「もっと良いものは無いかな…」と悩んでいたところに出会ったのが、Ankerの「PowerPort Atom PD 2」でした。
手にとった瞬間、小ささにびっくり
違いはサイズだけじゃない。持ってみると、見た目以上の軽さに思わず感嘆
最大出力は60W、件の純正アダプタとほぼ同じパワーなんだけど、サイズは一回りコンパクト。そして手にとった瞬間、純正アダプタと比べて結構軽いことに気付きます。
数値上は純正アダプタが約195g、「PowerPort Atom PD 2」が約183gと僅差ですが、体感では大きな違いです。
プラグは収納式で使うときだけ取り出せる仕様
正直、この時点でもう乗り換えない理由なんてありません。
だって同じパワーでよりコンパクトなのだから。「PowerPort Atom PD 2」は純正アダプタの上位互換そのものです。
ところが、それよりも僕を強く惹きつける魅力がこの子にはありました。それが、インターフェースです。
Type-Cポートが2つ!
USB PD対応のType-Cポートが2つ。こんな充電器を待ってた
「PowerPort Atom PD 2」にはUSB PD対応のType-Cポートが2つ搭載されており、1ポートで最大60W、2ポート使用時は1ポート最大30Wずつ(合わせてMAX60W)の高出力が可能になっています。
何がすごいって、従来のUSB Type-Aポートを全て取り払い、Type-Cを採用したことですよ。
次世代規格として近年Apple製品をはじめ多くのデバイスに広まりつつある「Type-C」。これまで用途別に用意しなければならなかった各種ケーブル(HDMIケーブル, USBケーブル, オーディオケーブルなど)をたった一本、コイツで補うことができるのですから、そのメリットは計り知れません。
そこにAnkerはしっかり目をつけて、Type-Cポートの強みを存分に引き出す充電器を作ってくれたのです。
Type-C は従来の Type-A や microUSB などと違って、デバイスを問わず使えるユニバーサルな規格。つまり「PowerPort Atom PD 2」とType-CケーブルさえあればPC、スマホ、タブレット、カメラまで何でも充電できる
さらに評価したいのは、全てのポートがUSB PDに対応している点。USB PD(=Power Delivery)とはType-C規格に対応した高速充電規格の一つで、一般的な充電器(5W)と比べ最大なんと20倍出力(100W)が可能な最先端の充電規格として近年注目を集めています。
「PowerPort Atom PD 2」はこの高速充電規格「USB PD」に対応しているおかげで、対応ケーブルと組み合わせて使えば超高速でデバイスを充電することができるわけです。
…抜け目ないでしょ。こうした完成度の高さが、この子の魅力といえます。
「PowerPort Atom PD 2」の実力を数値でチェック!
Satechi のパワーテスターを用いて、実際の出力がどれくらいなのか計測してみました。
1ポートのみを使用した場合は、大体20V前後、2〜3Aの間で充電されていました。掛け算すると大体40〜60Wくらいで充電されていることがわかりますね。
1ポート単体出力の場合
通常のスマホやタブレットなら20Wもあれば余裕で充電できますが、消費電力の高いMacBook ProやハイエンドPCともなると、60W前後かそれ以上のパワーが必要になってきます。
2ポートを同時に使用した場合
2ポートを同時に使用した場合は、1ポート分の出力がある程度抑えられていることがわかります。それでも20V前後×1.5A前後=30W前後の高出力が保たれていますね。
理論上は、USB Type-Cを2ポート出力している場合、
- USB Type-C(1):最大30W
- USB Type-C(2):最大30W
という電源供給になります。
なぜここまで小型化できたのか
内部素材の刷新により、発熱を抑え高出力を保ちながら筐体を小型化することに成功した
60Wの高出力充電器としては、「PowerPort Atom PD 2」は世界最小クラスと言えるでしょう。なぜ、ここまで小型化できたのでしょうか。
秘訣は充電器の内部構造において核を占める「半導体」の素材にあります。
従来、半導体と言えばシリコン(Si)が主に使われてきました。ところが、シリコンでは発熱を抑えたまま高出力を保つのに素材としての限界がありました。そのため、熱効率に優れ耐久性も高い窒化ガリウム(GaN)が新たな素材として注目を集めるようになったのです。
「PowerPort Atom PD 2」はこの窒化ガリウム(GaN)を採用したことにより、高出力、低発熱を保持しながら筐体を小型化することに成功したんですね。
高出力かつType-C搭載の充電器なら、これ一択
最先端の技術を詰め込んだ、理想の充電器
Anker「PowerPoint Atom PD 2」の魅力、皆さんに伝わったでしょうか。
最先端の技術をふんだんに取り入れることにより、小型ながらUSB PD対応のType-Cポート×2、そして最大出力60Wと言うハイパワーを実現した次世代の充電器。
スマホ、タブレット、PC…複数のデバイスを持ち歩く人に是非おすすめしたいアイテムです。