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新型iPad Pro vs iPad Air4 学生ならどちらを買うか

見かけも、できることも似ている新型iPad Pro11インチとiPad Air4。両者の違いは?学生が本当に必要な機能を考えると、どちらが学生にとって“買い”なのか見えてきます。コストパフォーマンスも重視して考えましょう!

iPadの最上位モデル、iPad Proが1年半ぶりの新作を発表しました。

そこでサイズや外観がほぼ変わらない新型iPad ProとiPad Air4 のどちらを購入するか迷っている学生も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

M1チップ搭載など、魅力的に思える機能・性能が追加されたわけですが、それらはiPadを使う学生にとってどれほど有用なものなのか、コストパフォーマンスの視点を軸に考えてみます。

ただ、12.9インチが欲しい人はPro一択。ここでの議論は11(10.9)インチに絞ったものであることを留意してください。


解説編:目で見て比べるiPad 2020後半 − 現行5機種の特徴と違いを徹底比較。選び方のポイントは?

スマホ・PC業界の停滞が囁かれるなか、可能性に満ちたデバイスとしてのタブレットはその勢いを増すばかりです。そんなタブレット市場の雄として君臨し続けるAppleの「iPad」シリーズ。今年3月には超広角カメラにAR機能を強化したiPad Pro、そして9月にはUB-C&第2世代Apple Pencil対応のiPad Airが発表されたばかり。新しいiPad OS 14を含め注目度は高まるばかりです。  記事をみる

とうとう買い替えの時期が来た。

まず、筆者は医学生でiPadの超ヘビーユーザー。iPadを開かない日は無く、GoodNotesやPDF expertを始めとするノートアプリをApple pencilとともに使用しています。

一方で、イラストは描くにしても簡易的なもので、Procreate 等のアプリも使ったことはありません。よって、イラストをよく描いたり、専門にしている方にとっては(求める性能等に差があると思いますし…)この記事はあまり参考にはならないと思います。

というわけで、私はApple pencilで快適にノートテイキングができればOK。普段使う教科書のデータ量はかなり大きいため、すらすら読めるほどの処理能力は欲しいというスタンス。iPad学習を行う多くの学生にとっては共感できる価値基準なのでは無いでしょうか。

さて、ここからは筆者の主観によるものが多いかもしれませんが両者の性能を比較してみます。自分にとって必要な機能は何か、考えながら見て頂きたいです。

スペックを比較してみよう

スペック比較表

 
モデル iPad Pro iPad Air
画面サイズ 11インチ 10.9インチ
タテ×ヨコ 247.6×178.5mm 247.6×178.5mm
厚み 5.9mm 6.1mm
重量 466g(Wi-Fi) 458g(Wi-Fi)
プロセッサ M1チップ A14 Bionic
ディスプレイ 耐指紋性
フルラミネーション
反射防止
Pro Motion
広色域(P3)
True Tone
耐指紋性
フルラミネーション
反射防止
広色域(P3)
True Tone
ロック解除 Face ID Touch ID
Apple
Pencil
第2世代 第2世代
コネクタ USB-C USB-C
カメラ 12MP広角
10MP超広角
LiDARスキャナ
12MP広角
スピーカー 4 2(横向き)
容量と価格
(税込)
Wi-Fi
128GB
94,800円
256GB
106,800円
512GB
130,800円
1TB
178,800円
2TB
226,800円

Cellular
上に+18,000円

Wi-Fi
64GB
69,080円
256GB
87,780円

Cellular
上に+16,500円

同じストレージ容量で比較すると、価格差は2万円ほど。64GBくらいあれば十分、という人にとってはProには64GBモデルは無いため、それぞれの最小構成で2.5万円ほどの差があるということになる。一方で、128GBないときつい…という人にとっては、Airには128GBモデルは無いので256GBにするしか無い等、求めるストレージ容量が、”コスパ”を考える上でのカギになるので、十分に考慮して欲しいところです。Appleも売り出し方がうまいですね…

両者で変わらない点

– サイズや重量
– ディスプレイの綺麗さ
– 充電持ち
– Apple pencil2、Magic keyboardが使用可能。

本当に細かい違いは抜きに考えました。厳密にいうと、画面は解像度や充電持ちに若干の差はあるのですが、実際にAppleの店員さんに聞いてみても「両者に違いはない」と言われたほどでした。

新型iPad Proならではの機能

真に「あったら便利だな」と思う機能があるかどうか、確認しましょう。ただ、”iPadを勉強に使うつもりの学生目線”ではそれほど魅力的な機能は無いように思います。

ZoomをiPadで使用しますか?

Proには被写体を追ってくれる機能、”センターフレーム”が搭載されたということだが… ZoomやSkypeってPCでやることが多くありませんか? そもそもこの機能がサードパーティ製のアプリで使えるという保証もまだありません。私はこれに価値を感じるかと言われると、、、

M1チップ、要りますか?

M1チップになったことでサクサク快適になる作業は、動画編集、音楽制作、RAW写真の現像・編集などの高負荷作業でしょう。元々のチップ(Air4や旧Proに搭載されているもの)も充分優秀です。iPadを勉強・動画視聴メインに使う学生の大半にとって、M1チップが必要とは言えないはずです。

その他、カメラ性能に大きく違いがあったり、新たに5Gが利用可能になったとのことですが…いかがでしょうか?iPadにこれらの機能を求める学生はそう多くないと思います。やはりiPad Proは一部の限られた人にとっては魅力的だが、それ以外の人にとっては不要な高機能も多いということになってしまいそうです。

ただ、最大の違いがまだあります。

Proはリフレッシュレートが2倍

iPad Pro 2020 レビュー

こればかりは、皆さんがどう感じるか、分かりません。この差に二万円以上の価値を感じる人がいるとも思うから。

リフレッシュレートとは、画面の滑らかさを決める要素であり、値が高いほどスクロール等の操作時、指にピッタリ画面が追いつくように動き、Apple Pencilで描画時の遅延も少なくなります。

iPad AirはPro Motionテクノロジー非搭載で、リフレッシュレートがProの2分の1の値になっています。すなわち、描画性能はProがかなり優秀になっているのです。この違いは体感しないとわかりませんので、描き心地の差が「許せる範囲かどうか」家電量販店でみてみてください。現在店頭にならんでいる一世代前のiPad Proも、発売前の最新機種と同じリフレッシュレート値なので、横にあるiPad Airと比較することができます。

私も試しました。明らかに滑らかさに違いあり。そこで、やっぱPro欲しぃ〜となるわけですが、この差は「気にしようとするから気になる」ものでもあるような、、、隣同士の両製品を交互に使ってみるから明らかな違いを感じるのであって、Airを買って帰って1週間使ったあとに、やっぱ遅い…となるのでしょうか?うーーん、難しい、、、

Touch ID or Face ID

ProはTouch ID(指紋認証)とFace ID(顔認証)の両方を搭載してくれるんじゃないか、という淡い期待を寄せていましたが、Face IDオンリーとなりました。

これは好みの問題では無いでしょうか。AirのTouch IDは優秀で、一瞬でロック解除できるのはストレスフリーでした。ProのFace IDも、今後のソフトウェアの更新でマスク装着時でもロック解除ができるようなので、「マスク問題」はひとまず大丈夫そうですね。ただ、僕が今Face IDのiPad Proを使っていて少しストレスになるのは、解除時、体(頭)を起こさないといけないこと。机の上に置いて解除しようとすると、ギリギリ顔がカメラの範囲に入らず、身を乗り出す必要があることが多々あります。少し面倒です。ただ、Proの内カメラの広角もパワーアップしたそうなので、新機種ではどうなるのでしょうか?

【結論】iPad Proを所有したことがある人は…

新型iPad ProとiPad Air4 学生はどちらを買うべきなのか?
ズバリ結論は、
画面の滑らかさの違いに+2万円の価値を感じられる人はPro。そうでない人はAir。

先程述べたリフレッシュレートの違いのことだ。この微妙な滑らかさの違いが許せる人は問答無用でAirにしよう!

ただ…一度でもiPad Proを所有したことがある人は、リフレッシュレート120Hzに慣れてしまっているはず。そんな方は店頭に行ってチェックして、後悔しない買い物をしましょう。

Airは128GBという、ちょうどいいストレージモデルがないことに注意しましょう。自分の求めるストレージ容量を確認の上、比較することが大事です。

私は、機能的にはAirで十分なのですが、自分のProディスりが正しいのか見るために(それと画面の滑らかさがちょっと気になって…)iPad Pro128GBを買うことにします!

それではみなさん、いいお買い物を!