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ChatGPTの使い方・料金まとめ。 どんなことができるの? 注意点を徹底解説

最近、巷で話題のAIツール・ChatGPT。興味はあるものの、従来の検索エンジンとの違いや料金、使い方などがわからずに一歩が踏み出せない方も少なくないでしょう。 この記事では、ChatGPTの使い方や料金システム、さらに使用する際の注意点について詳しく解説します。
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最近、 巷で話題のAIツール 「ChatGPT」 を活用したいとお考えの方も多いはずです。 興味はあるものの、 従来の検索エンジンとの違いや料金、 使い方などがわからずに一歩が踏み出せない方も少なくないでしょう。

この記事では、 ChatGPTの使い方や料金システム、 さらに使用する際の注意点について詳しく解説します。 これからChatGPTを活用したいとお考えの方はぜひ参考にしてください。

ChatGPTとは

ChatGPTの使い方・料金まとめ。   どんなことができるの? 注意点を徹底解説

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ChatGPTとは、 アメリカ企業のOpen AI社が開発した人工知能(AI)を使ったチャットサービスです。 2023年4月にはCEOのサム・アルトマンが来日。 岸田総理とG7リーダーで初となる面会を果たし話題となりました。 イーロン・マスクを初め、 巷ではAI技術の爆発的な進歩に危惧を示す動きもあり、 国によっては使用を制限する動きも出ています

そんな良くも悪くも話題殺到中のChatGPTには、 ざっくり以下のような特徴があります。

ChatGPTの特徴
  • 自然な会話を生成できる
  • 大規模なトレーニングデータを使用する
  • 様々なタスクに対応している

最大の特徴は、 自然言語処理に基づく機械学習モデルであること。 そう言われてもちょっとピンとこないかもですが…要は、 人間の対話のような自然な文章を自由自在即座に生成できるということです。

ChatGPTは大規模なトレーニングデータをもとに、 高度な自然言語処理を実現しています。 インターネット上にある大量のテキストデータをリソースとしており、 2020年5月にOpenAIが発表したGPT-3は5000億トークン近くの学習データセットを有しています。 これは人間が日常的に使用する単語数をはるかに上回る数です。

ChatGPTにできること

ChatGPTは、 自然言語処理の分野でさまざまなタスクに対応できるのが特徴です。 ChatGPTにできるタスクの一例をご紹介します。

① 質問応答

ChatGPTは、 ユーザーが入力した質問に対して答えを生成できます。 たとえば、 ニュース、 歴史、 地理、 文化、 エンターテイメント、 スポーツ、 非常に個人的な悩みに至るまで、 広範囲な分野の質問に対する答えを生成可能です。 従来のAIアシスタント(SiriやAlexaなど)とは別次元の 「人間らしさ」 で答えてくれます。

② 文章生成

ChatGPTは、 与えられたテキストから続きを生成することができます。 たとえば、 小説や小論文などの続きを代わりに描いてもらうことも可能です。

③ 文章の要約

ChatGPTは、 与えられた文書から要約を生成することもできます。 端的に文章をまとめたい場合などに活用できるでしょう。

さらに文章のみならず、 Chromeの拡張機能である 「YouTube Summary with ChatGPT」 を使えば、 Youtube動画の全音声データを読み込み、 その上で自動で内部的に文字起こしをし、 さらにその文章を要約する…といった芸当もほんの数秒で行えてしまいます。

④ プログラミング

ChatGPTは文章の生成だけでなく、 プログラミングにも対応しています。 Open AI社が提供するAPIを活用することで、 人間のように応答するチャットボットも構築できるとのこと。

通常はプログラミング言語を学習してそれ相応の時間を使ってプログラムを書くのですが、 これからは

  • 学校教材で使うあみだくじが動くホームページを作って

とChatGPTに投げかけるだけで、 ネット上にあるありとあるゆるナレッジを解析して最適なプログラミング言語を選び、 そのプログラミング言語でどう記述を行えば良いか、 さらにどのように実装していけば良いかまで解説してくれます。

新聞がホームページという新しいメディアに食われ、 誰もが文章を簡単に全世界に発信できるようになったように…。 テレビがインターネットやSNSに食われ、 誰もが自由に動画配信できるようになったように…。

プログラムもプログラマーという一部の特権的な人々によって扱われていた時代が終わり、 これからは誰もがプログラミング言語を駆使してプログラムを組む時代が来たといっても過言ではありません。 「少し誇張しすぎでしょ?」 と読んでいるあなたは感じるかもしれませんが、 実際にChatGPTで日常的にプログラム言語を扱っている筆者から見て、 全く違和感のない感覚です。

⑤ 翻訳

ChatGPTは様々な言語に対応しているため、 与えられた言語のテキストを別の言語に翻訳できます。 従来の翻訳ツールよりも、 より自然な文脈で文章を生成できるのが特徴です。

⑥ 感情分析

ChatGPTは、 与えられたテキストから感情を判断することができます。 たとえばメールの文章を読み込み、 相手の感情を代わりに読み取ってもらうという使い方もできるでしょう。 これにより学習や教育分野介護の分野での活用も考えられています。

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ChatGPTの使用方法

ChatGPTの使い方・料金まとめ。   どんなことができるの? 注意点を徹底解説

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ChatGPTの使用方法は、 主に次の2つです。

  • ブラウザ(PC)を利用する
  • アプリ(スマートフォン、 iPad)を利用する
  • APIを使用する

APIを使用する方法は、 Open AI社のAPIに申込み、 プログラミング言語を活用してChatGPTを利用した対話システムを構築する方法です。

一方で、 ChatGPTに質問を投げかける方法で利用したい場合は、 特別なアプリやツールをダウンロードする必要なく、 PCやスマートフォン、 タブレットなどのデバイスがあれば誰でも使用可能です。

ここからは、 一般的なChatGPTの使い方について詳しくご紹介していきます。

STEP1|Open AI社の公式サイトにアクセスする

まずは、 Open AI社の公式Webサイトにアクセスしましょう。

画面右下にあるTry ChatGPTをタップしてアカウント登録を行います。

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STEP2|アカウント登録をする

アカウントをお持ちの場合は、 ページ中央に表示されているLog inボタンをタップしてログインしてください。

アカウントをお持ちでない場合はSign upをタップしてアカウント登録をしていきましょう。

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アカウント登録する際は、 メールアドレスの登録が必須です。 メールアドレスを登録する際は、 パスワードの設定、 さらに登録したメールアドレスに送られてくるURLをクリックする2段階認証をしなければなりません。

また、 より簡単に登録を済ませたい方は、 Googleアカウント・Microsoftアカウントとのアカウント連携を利用するのもおすすめです。 画面の指示に従ってタップするだけで簡単に登録が完了します。

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STEP3|テキストボックスに質問を入力する

ChatGPTの使い方・料金まとめ。   どんなことができるの? 注意点を徹底解説

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ページが読み込まれると、 対話型のテキストボックスが表示されます。 ChatGPTに聞きたい質問を入力し、 送信しましょう。

ChatGPTが回答を自動的に生成し、 テキストボックスの下に表示されます。 とても詳細な情報をわかりやすく短時間でまとめてくれるため、 非常に便利なツールと言えるでしょう。

ChatGPTアプリを使う

なお、 要望の多かったアプリ版ChatGPTがリリースされ、 スマートフォンでも気軽に使えるようになりました。

当初はiOS版のみの提供でしたが、 2023年7月に待望のAndroid版が国内リリースされました。 なお、 インストールにはiOS 16.1以上が条件となっているので注意が必要です。

ChatGPT

ChatGPT

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外部サービス(API)を使用する

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スマートフォンからChatGPTを手軽に使うには、 APIを用いた外部サービスを利用する手もあります。

国内発のスタートアップpiconが提供する 「AIチャットくん」 は、 ChatGPTをLINEアプリ上で利用できるサービス。 AIチャットくんはLINEのトーク画面からChatGPTとの対話を可能にするため、 モバイル端末でも簡単にChatGPTを利用することができます。

ChatGPTは無料? 有料版との違い

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ChatGPTは、 基本的に誰でも無料で利用できるシステムです。 ただし、 有料版の「ChatGPT Plus」をサブスクリプション契約することでさらに便利に活用できます。 月額20ドル、 日本円でおよそ2,600円で利用可能です。

ChatGPT Plus」 は2023年3月に発表された最新モデルGPT-4を優先的に使えるプランで、 GPT-3より多くのパラメータとトレーニングデータを使用してトレーニングされ、 より高度な自然言語処理タスクにより適しています。

ChatGPT ChatGPT Plus
料金 無料 20ドル(約2,600円)/月
ベース
  • GPT-3.5-turbo
  • GPT-3.5-turbo
  • GPT-4
特徴
  • 1回の会話につき最大10トークン(およそ4-5文)までの回答生成
  • 文章作成、 要約
  • 翻訳機能
  • プログラミング
  • 1回の会話につき最大4096トークンまでの回答生成
  • 文章作成、 要約
  • 翻訳機能
  • プログラミング
  • ChatGPTの優先アクセス(ピーク時)
  • 応答時間の短縮
  • プラグインによる機能拡張
    (リアルタイム検索、 PDF要約など)
  • AI画像生成(DALL・E 3)
  • 24時間サポート
  • ベータ版機能の先行利用

GPT-3は多数の言語処理に対して対応するものの、 より複雑なタスクに対しては制限があります。 一般的な用途の場合はGPT-3で問題はありませんが、 より高い精度を求める方や多言語対応のサービスを利用したい方は、 ChatGPT Plusの利用をおすすめします。

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ChatGPTプラグインの使い方・活用法

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ChatGPTでは、 以下のような機能を順次追加・アップデートしていくとしています。

  • マルチモーダル処理(テキストに加えて、 画像入力・処理が可能)
  • より精度の高い自動翻訳機能
  • プラグインでの拡張機能
  • コンテキストを考慮した回答生成

特に注目したいのが、 ChatGPT Pluginsという新機能。 プラグインで機能を拡張することで、 外部サービスと連携をして回答を生成できるようになります。

2023年5月、 「ChatGPT Plus」 ユーザーを対象にプラグイン機能が公開されました。 ChatGPT自らがネット検索を行い最新情報を元に文章を生成するプラグインもあり、 最新情報に弱いChatGPTの弱点を克服できるかもしれません。

ChatGPTを使用する際の注意点

ChatGPTの使い方・料金まとめ。   どんなことができるの? 注意点を徹底解説

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ChatGPTは非常に高度な自然言語処理モデルですが、 以下のような注意点があります。

セキュリティ管理の問題

ChatGPTは、 ユーザーの入力した内容を学習して情報量を増やしていきます。 そのため、 入力したデータが外部に流出するリスクがあることを理解しなければなりません。

ChatGPTを使用する前に、 その用途が情報セキュリティポリシーに適合するかどうかを確認すると同時に、 個人情報や企業の機密情報などの取り扱いには十分注意しましょう。

情報の信憑性の問題

ChatGPTは自然言語生成を行うAIですが、 その応答の信頼性には限界があります。 ChatGPTが生成した回答の中には、 実際には存在しない情報が含まれる場合がありますので注意しましょう。

提供された情報が正確かどうかを確認するために、 複数回のチェックや専門家の意見を参照することが重要です(使ってみるとわかるのですが、 かなりの頻度で壮大な 「ウソ」 をついてきます)。

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まとめ

ChatGPTは、 OpenAIが開発した自然言語処理の最先端の技術であり、 大量のテキストデータを学習して、 自然言語を処理し文章を生成できるチャットサービスです。 人間のように自然な言葉での会話ができるという特徴があり、 多言語にも対応していることからさまざまな国や地域で活用されています。

顧客サポート、 教育、 医療、 自動翻訳、 文書生成など、 さまざまな分野で利用され、 例えば、 自然な会話をするAIアシスタントや、 高度な翻訳を提供するサービスなど、 今後もさらなる発展が期待されています。 日本でもいろいろな企業が昔の栄光を取り戻すべくAI活用に走り始めていますね。 今後、 我々の働き方が大きく変わるのは間違いなさそうです。 今後の動きをしっかりと見守っていきたいものです。

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