2023年5月11日に 『Google I/O基調講演 2023』 で発表され、 同日リリースされたグーグル純正スマートフォン 「Pixel 7a」 。
62,700円(税込)という販売価格なのに、 124,300円(税込)のPixel 7 Proと同じSoC 「Tensor G2」 を搭載しています。
Pixel 7a の a はAシリーズと呼ばれる、 機能を簡素化したお手頃価格のモデルのことなのだけれど、 廉価モデルとは思えないスペックに驚きを隠せません。
本記事ではPixel 7aの実機を使ってみた感想やテスト結果などを紹介していきます。
- 最大 90Hz のリフレッシュレートで快適で綺麗、 なめらかに動く。
- ミドルスペックの価格なのに準ハイスペックばりの性能。
- 動作が快適で日常使いに問題なし。
- バッテリー持ちはリフレッシュレート90Hzでも1日持つ。
- IP67防水防塵対応、 おサイフケータイも対応。
- ワイヤレス Qi 充電に対応で置くだけ充電可能。
- 指紋認証と顔認証どちらも対応。
- 筐体が綺麗で洗練されたデザイン、 上位モデルと遜色なし。
- 性能の割に価格が抑えられている。
- 望遠レンズ非搭載なのでカメラにズーム性能を求めるなら注意。
- ストレージ容量は128GBのみで大容量モデルが欲しい方は注意。 microSDカードも非対応。
- 音量ボタンと電源ボタンの配置が一般的なモデルと逆になっており慣れるまでは使いにくい。
Google Pixel 7a | ||
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メーカー | ||
発売日 | 2023年5月 | |
ハード | 質量 | 193.5g |
サイズ | 高さ 152 mm×幅 72.9 mm×厚さ 9.0 mm | |
ディスプレイ | サイズ 6.1インチ タイプ 有機EL HDR 対応 コントラスト比 1000,000:1 素材 Corning Gorilla Glass 3 常時表示 対応 |
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解像度 | フルHD+ 2400×1080ドット |
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リフレッシュレート | 最大90Hz | |
バッテリー | 4,385mAh | |
充電 | ・ 急速充電 (最大18W) ・ ワイヤレス充電 |
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防水防塵 | IP67 | |
インターフェース | USB Type-C 3.2 Gen 2 | |
ソフト | OS | Android 13 |
SoC | Google Tensor G2 | |
RAM | 8GB (LPDDR5) | |
ストレージ | 128GB | |
カメラ | リアカメラ | 広角 64MP、 f/1.89 (1/1.73インチ) 超広角 13MP、 f/2.2 |
フロントカメラ | 1300万画素、 f/2.2 | |
機能 | ネットワーク | ・ 5G(Sub-6)、 4GLTE ・ Wi-Fi 6E(802.11ax) ・ Bluetooth 5.3 |
SIM | nano SIM + eSIM | |
センサー | 画面内指紋認証、 インカメラ顔認証 | |
その他 | NFC対応 Felica/おサイフケータイ対応 |
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カラバリ | Chacoal/Sea/Snow/Coral |
Pixel 7aは、 グーグルが2023年5月11日に発売したスマートフォン。 上位モデル (Pixel 7、 Pixel 7 Pro) と同じ 「Google Tensor G2」 チップセットを搭載し、 6.1インチのOLEDディスプレイ、 6400万画素のメインカメラ、 1300万画素の超広角&インカメラを備えています。
Pixel 7aはAndroid 13をプリインストールし、 最大5年間のソフトウェアアップデートとセキュリティパッチをサポートしています。
Pixel 7aはAシリーズではじめてワイヤレス充電と顔認証に対応し、 リフレッシュレートは最大90Hzに向上。 価格を抑えながらも質の高いAndroidスマートフォンが欲しいのであれば、 Pixel 7aが最も有力な選択肢の一つになるでしょう。
Pixel 7a の外観をレビュー
まずパッケージはこんな感じ。 COOL なデザインで格好良いです。
オレンジのグラデーションがかかったパッケージは Googleストア限定の 「Google Pixel 7a 発売記念ケース」 。
3,300円相当のケースが販売開始から在庫がなくなるまで無料でつけられます。
Pixel 7a のパッケージを開封するとこんな感じ。 カラーはSeaを試用していきます。
ディスプレイ側の保護シートは各種ボタンなどがどこにあるかわかるようプリントされており、 電源を入れる前にどこで何ができるか把握できました。
- Google Pixel 7a 本体
- USB-C to C ケーブル
- USB−A to C 変換コネクタ
- SIM ピン
- 説明書
初期設定は案内に従って進めていけば簡単にできました。 ここは Android も iPhone もそう変わりませんね。
Pixel 7a (Seaカラー)本体はこんな感じ。
カメラレンズはレンズのみ出っ張っているのではなく、 帯状に高さが揃えられています。
Google ストア限定のGoogle Pixel 7a 発売記念ケースをつけるとこんな感じに。
シリコン素材で質感良く、 つけ外しはかなり簡単に行えました。
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Pixel 7a の使用レビュー、 使ってみた感想
私は現在 「iPhone13 mini」 を利用しているのですが、 もともと Android スマホを愛用しておりその頃は Galaxy 党でした。
Pixel端末は今回初めての利用で、 第1印象は 「めちゃくちゃコスパ良く素晴らしいスマホ」 です。
動作が比較的重いゲームなどを長時間するのであれば最高スペックのスマホを使って快適に遊ぶべきだとは思いますが、 そうでもない普段使いなら十二分のスペックです。
価格はミドルスペックなのに性能は準ハイスペックレベルなのではという印象。
「スマホにそこまでのスペックはいらないからある程度のスペックで価格を抑えたい」 という方にぴったりだと感じました。
Pixel 7a で撮った写真
まずはカメラ性能から。 色味調整テストをした写真以外はすべて無編集で撮ったままの状態です。
結論から言うと、 撮影環境によってはかなり綺麗な写真が撮れるし、 夜かなり暗いところでもきちんと認識できる写真が撮れます。
画質はそこそこ。 日中の比較的明るい時間であれば綺麗で鮮明な写真が撮れました。 背景に奥行きがあればしっかりボケも出せます。
画質こそ落ちるけれど、 この超広角からここまでズームできるのは嬉しいところ。
スマホの画面で見る分にはどれもそこまで荒く感じないのだけれど、 大きな画面で見たら粗さが目立つ写真もありました。 夜でズームしてる写真などは特に。
スマホでSNSにアップするだけであればこれで十分と言える方も多いと思います。 次の写真のように色味調整してあげれば雰囲気もぐっと良くなるし、 普段遣いには十分のカメラ性能だと言えましょう。
[twenty20 img1=”24282″ img2=”24283″ offset=”0.5″ before=”撮って出し” after=”標準のGoogleフォトにて軽く色味を編集”]PHOTOGRAPH BY R.U.I
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Pixel 7a の動作について
Pixel 7a のリフレッシュレートは最大90Hz。 基準値はだいたい 60Hz で、 高いリフレッシュレートを有するデバイスはだいたい 120Hz ですよね。
間の 90Hz を採用したのは正解だと感じました。
120Hzよりバッテリー消費を減らせるし、 スムーズに動く具合は十分。 普段60Hzのスマホを使っていると、 かなり快適でスムーズに動くなという印象を持ちました。
ちなみに初期設定ではリフレッシュレートが60Hzとなっています。 設定>ディスプレイから 「スムーズディスプレイ」 を ON にすると90Hz動作となりますので、 初期設定時に変更をお忘れなく。
- ハイエンド: 400,000以上
- ミドルレンジ: 200,000~400,000
- ローエンド: 200,000未満
Pixel 7a レビューのまとめ
こんな感じで今回は Google Pixel 7a を貸与いただき実機の試用レビューをしました。
- 最大 90Hz のリフレッシュレートで快適で綺麗、 なめらかに動く。
- ミドルスペックの価格なのに準ハイスペックばりの性能。
- 動作が快適で日常使いに問題なし。
- バッテリー持ちはリフレッシュレート90Hzでも1日持つ。
- IP67防水防塵対応、 おサイフケータイも対応。
- ワイヤレス Qi 充電に対応で置くだけ充電可能。
- 指紋認証と顔認証どちらも対応。
- 筐体が綺麗で洗練されたデザイン、 上位モデルと遜色なし。
- 性能の割に価格が抑えられている。
- 望遠レンズ非搭載なのでカメラにズーム性能を求めるなら注意。
- ストレージ容量は128GBのみで大容量モデルが欲しい方は注意。 microSDカードも非対応。
- 音量ボタンと電源ボタンの配置が一般的なモデルと逆になっており慣れるまでは使いにくい。
Pixel 7a はゴリゴリのゲーマーには不向きかもしれないけれど、 それ以外の多くの方におすすめできる Android スマートフォンだと感じます。
基本スペックが充実しておりコスパが高い Pixel 7a。 とても良い製品だと感じました。 ぜひチェックしてみてください。
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