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PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

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「Galaxy Z Flip」 & 「Fold」 触ってきた! – ファーストインプレッション

先日の「Galaxy UNPACKED 2020」で発表されたサムスンの縦折りフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip」。 今回は短時間ですがその実機に触れる機会があったので第一印象をお伝えしていきます!
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先日の 「Galaxy UNPACKED 2020」 で発表されたサムスンの縦折りフォルダブルスマホ 「Galaxy Z Flip」 。 今回は短時間ですがその実機に触れる機会があったので第一印象をお伝えしていきます!

Galaxy Harajukuに行ってきた

発表まもない 「Galaxy Z Flip」 ですが、 その実機は昨年話題の的であった 「Galaxy Fold」 と共に 「Galaxy Harajuku」 で既に展示されており、 実物に触れて確かめることもできます。

今回は展示前日の2月17日に訪れましたが、 スタッフ方のご厚意によりフォルダブル2機種を触らせてもらうことができた次第です。

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

日本最大級のGalaxyショーケース 「Galaxy Harajuku」 。 PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

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思ったより安定感がある

正直、 ギークを除けば現状ハイリスク(ローリターン?)のフォルダブル端末にわざわざ手を出す方は少ないと思います。 ですので実用性や価格については目を伏せることにして、 「Galaxy Z Flip」 の技術的に特筆すべき点について述べていくことにしましょう。

まず実機を触って最初の感想は 「想像以上に安定感があるなあ」 と。 僕ははじめ、 この手の特殊な端末には 「触るのも億劫な精密機械」 という印象を強く抱いていたのですが、 どうやら必ずしもそうではないようです。

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

Z Flipのヒンジは自由な位置で留めることができる。 駆動は非常にスムーズで、 安定していた。 PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

Z Flipが 「Galaxy Fold」 と大きく違うところは(縦折りか横折りかを除けば)ヒンジにあると感じます。 Z Flipはヒンジの角度を好きな位置で留めることができるので、 化粧用のコンパクトのように半分開いた状態で机に置いて使うことができます。

このような仕様もあってか、 ヒンジの駆動は非常に安定しているし、 固すぎることもなくスムーズに動く、 かつ自由な位置でピタッと留めることができる、 という絶妙な造りになっていました。

一方でFoldの場合は完全に開くか閉じた状態で使うので、 ヒンジは開くたびに 「カチッ」 という機械音を放ち、 そこそこに固さもあって 「端末を開け閉めしている」 という感覚がしっくり伝わってくる仕上がりになっています。 ガラケーを開け閉めするあの感覚に近いですね。

ガラスが売りと言うけれど

Z Flipの発表でサムスンが強調していたのが 「他のフォルダブル端末と違いディスプレイに超薄型のガラスを採用している」 点です。 たしかに、 「Galaxy Fold」 やモトローラの 「Razr」 といったフォルダブル端末は構造上の問題から軒並みポリマー製のディスプレイを搭載しています。

ガラスを採用している分他機種よりヒンジ部の 「凹み」 がいくらか目立たなくなっているとのことでしたが、 実機を見た感じはそこまで大きな差でもないかな、 と言う印象です。

ただ、 Foldを触っている間えらく目立っていたディスプレイの歪みがZ Flipではさほど気にならなかったというのは、 やはりディスプレイ素材の違いに起因するものと考えて良いのでしょう。

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

開くと7.3インチの大画面になるGalaxy Fold。 ヒンジ部の歪みが目立つのは今後の課題か。 PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

マルチタスクはFoldと同様、 一つ目のアプリを開いた状態で端からドックをスワイプし、 2つ目のアプリを選ぶというもの。 非常に直感的で使いやすいと思ったし、 画面比率を自由に変更できる点も良いと思います。

開いた状態のアスペクト比は21.9:9とかなり縦長(Xperia 1よりも細長い)なので、 2つのアプリを開いても窮屈さは感じませんでした。 特にSNSやブラウザなど、 縦スクロールのアプリと非常に相性が良い印象です。

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背面の極小ディスプレイ

Galaxy Foldが背面に4.3インチのミニディスプレイを備えるのに対し、 Z Flipは1.1インチの極小ディスプレイを搭載しています。 なにせ表示領域が狭いので、 ガラケーの様に日付と時刻を表示したり、 相手からの着信に応答したりと、 使い道は限られてきます。

端末を閉じた状態で、 この小窓を覗きながらセルフィーを撮ることもできますが(と言うより多分その為にわざわざディスプレイを付けたのでしょうが)、 実際にやってみると自分の顔がギリギリ入るか否か程の領域しか映らず。 仕上がり確認用というよりは、 目線チェック用の画面なのかなあ、 という感じでしたね。

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

クラシックなガラケーを想起させる使い方。 PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

とはいえ、 中途半端に狭いGalaxy Foldのサブディスプレイと違って、 用途を割り切って小型化したZ Flipのウインドウの方が使いやすいと思うし、 個人的には好みです。

背面の鏡面仕上げはパース画像で見るよりもラグジュアリー感があって好印象でした。 僕が触ったのはミラーパープルですが、 折り畳んだ姿はさながら高級ブランドのコンパクトといった風で、 これは所有欲を大いに満たしてくれるデバイスだと感じました。 まあ、 実際17万円もする高価な代物なんですけど。

Galaxy Harajukuを探索してきました

そんなわけで、 Galaxy FoldとZ Flip、 2つの革新的な端末に触れるという貴重な体験をさせていただきました。

Galaxy harajuku」 は地下1階から6階まである国内最大規模のショーケースで、 サムスン製品から同社の歴史や最新技術まで、 テクノロジーの 「粋」 を味わえるテーマパークになっています(ただし6階は執筆現在改装中で入れません)。

僕は今回初めて訪れたのですが、 一度では回りきれないほど沢山見どころがあって…もう本当に楽しかった! あちこちで写真撮りましたので、 行ったことがない方は是非参考にしていただければと思います(撮影許可はいただいております)。

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

1F : Galaxy端末のトライコーナー。 限定グッズの販売も。  PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

このディスプレイ、 よく見るとGalaxy Note 9の集合体だ。 PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

3F : Galaxyの歴史がたっぷり詰まった科学館。 PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

歴代Galaxy端末がズラリと並ぶ。 PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

  「Galaxy Z Flip」   &   「Fold」   触ってきた!   – ファーストインプレッション

B1 : サムスン製品が一同に介する夢のショーケース。 もちろんその場で購入可能。 PHOTOGRAPH BY KUJO HARU

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