今や 1人 1台持っておきたいタブレット端末ですが、 安くて使い勝手の良いデバイスが OPPO から登場。
「OPPO Pad Air」 は 2022年9月に OPPO が初めて日本国内向けに発売したタブレット端末となります。
- 定価は 37,800円(税込)と買いやすい価格。
- 10.3インチで解像度は 2,000 × 1,200ピクセルのディスプレイ。
- IPS液晶で視野角広め、 綺麗な画面。
- リフレッシュレートは60Hzと標準的。
- Snapdragon 680 の CPU。
- 7100mAh の大容量バッテリー。
- Dolby Atmos 対応のステレオスピーカー。
- ハイレゾ音源対応のLDACに対応したBluetoothコーデック。
- サイズは245.1mm × 154.8mm × 6.9mm。
- 約 6.9mm、 約 440g と薄型・軽量。
- カラーはナイトグレー 1色。 裏面はアルミニウム合金製でサラサラとした質感で指紋がまったく目立たない。
- アイコンフォートモード搭載(ブルーライト軽減し画面が黄色くなり目に優しくなる)。
- ストレージ容量64GB(システム領域に14GB、 初期アプリで5GBほど使用済み)。
- microSDカードは最大 512GB までのものを利用可能。
こんな感じの Android タブレット 「OPPO Pad Air」 をレビューしていきます。
OPPO Pad Air の外観をレビュー
OPPO Pad Air は 10.3 インチ / 2,000 × 1,200 ピクセル解像度の大型ディスプレイを搭載。
iPad に慣れている私としては横長に感じられる形状です。
アプリを横に 2つ並べるマルティウィンドウや、 縦にして SNS を閲覧するときなどに見やすいですね。
本体右部(縦持ち時下部)にはステレオスピーカーが 2箇所、 真ん中に充電用 USB Type-C ポート。
本体上部(縦持ち時右部)にはボリュームボタンと microSDカードスロット、 マイク穴。
本体左部(縦持ち時上部)にはステレオスピーカーが 2箇所と電源ボタン。
本体下部(縦持ち時左部)はボタンなど何もなし。
向かって右側に黒文字でモデル名などの印字があるだけです。
本体背面は上部(縦持ち時左部)にデザインが施されており、 カメラが 1つ。
真ん中に OPPO ロゴが印字されています。
※ロゴ横の白い部分はシールなので剥がせます。
OPPO Pad Air の背面はアルミニウム合金製でマットな質感で指紋がつきにくい。
砂丘をイメージされた波打つテクスチャーが特徴的です。
とくに指紋がつきにくいのが嬉しく、 実際に試用している間もぜんぜん指紋がつきませんでした。
ディスプレイは指紋がつきやすいので保護フィルムなど貼りたいなと感じましたが、 防指紋目的のケースは不要だと感じます。
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OPPO Pad Air の機能についてレビュー
3万円台で購入できるのに高性能な OPPO Pad Air 。
機能面を見ていきます。
- ジェスチャーコントロールが面白く使いやすい
- メモリ拡張機能に対応
- バッテリーライフは長寿命
- 18W急速充電に対応
- アプリクローン機能でLINEアカウントも2つ登録可能
- ストレージ容量は64GBと控えめ
- カメラ機能について : 記録用と割り切る
- サウンド性能について : Dolby Atmos対応で高音質のステレオスピーカー
ジェスチャーコントロールが面白く使いやすい
左右の画面端を内側へスワイプすることで前の画面に戻ったりアプリの切り替えをしたり、 3本指で下へスワイプすることでスクリーンショットを撮ったり。
さらにスクリーンショットはスクロールでページ全体を保存できたりしてめちゃくちゃ便利です。
勝手に PDF になっちゃったりしないのがありがたい。
2本指で上からなぞって画面分割すれば2つのアプリを同時に使えるマルチタスクも使えます。
タブレットはやはりマルチタスク機能が使えると便利。
メモリ拡張機能に対応
OPPO Pad Air は空きストレージの一部を最大 3GB ほど仮想メモリで使うことができます。
ストレージ自体が 64GB と心もとなくはあるのだけれど、 512GB までの microSDカードが利用できるので何かしら保存するものはすべて microSDカードへ保存し、 ストレージは空けておきましょう。
そして仮想メモリに割り当てることで、 動作が機敏になったりはしないけれどアプリが落ちにくくなったりするはずです。
面白い機能ですね。
設定を変更したら再起動することで反映されます。
バッテリーライフは長寿命
7100mAh の大容量バッテリーで 1度充電すれば長く使えます。 もちろん使用頻度によるけれど。
約 15 時間のビデオ通話や約 12 時間のビデオ再生が可能です。
18W急速充電に対応
充電速度も割と早い。
7100mAh の大容量バッテリーなので時間がかかるかなぁと思いきや、 1%から100%まで充電するのに 3時間弱でした。
十分な速さですね。
充電器や充電ケーブルは付属にないため、 18W以上の急速充電に対応した充電器や USB-C ケーブルは用意しましょう。
充電ポートは USB-C なので汎用的ですね。
アプリクローン機能でLINEアカウントも2つ登録可能
LINEやSkypeなどメッセンジャー系アプリのアカウントを 2つ利用している人って意外といますよね。
- 仕事用・プライベート用
- メインアカウント・サブアカウント
とか。 とくに仕事で使う人は使い分けたかったり。
そんなとき便利なのがアプリクローン機能。
OPPO Pad Air は標準機能として搭載されています。
ストレージ容量は64GBと控えめ
最大 512GB までの microSDカードの利用ができるためか、 ストレージ容量は 64GB と控えめ。
システム領域に 14GB、 初期アプリで 5GBほど使用済みのため実質使えるのは 40GB くらいです。
写真は GooglePhoto へバックアップ&ストレージに残さない、 その他大きめサイズのファイルやアプリも microSDカードへインストールすれば余裕もって使えそうですね。
カメラは記録用と割り切る
- アウトカメラ : 800万画素
- インカメラ : 500万画素
タブレットの宿命か、 カメラはそこまで期待できません。
記録用と言ったところですね。
OPPO Pad Air のポートレートモードについて
※後から編集で顔にモザイクを入れています。
ポートレートモードも機能としてありました。
が、 モノに対しては活用できず人(顔認識)に対してポートレートモードが発動する仕組みです。
実際にポートレートモードで撮った写真が上記なのだけれど、 ”人以外をぼかす”という写真が撮れました。
後ろがボケているのは良いのだけれど、 同じ被写体深度にあるモノやすぐ手前にある飲み物まで同じようにぼかしてしまっているため、 ポートレートモードというか認識した人以外をぼかすという仕様です。
この写り方をどう取るかは人それぞれですが、 一応機能としてついてはいるという認識が良さそうです。
サウンド性能について : Dolby Atmos対応で高音質のステレオスピーカー
Dolby Atmos 体感用動画が最初から入っていたので視聴してみましたが、 なかなかの高音質でした。 そこまで大きな音をだすこともないかもしれないけれど、 さすがの Dolby Atmos 。 臨場感あるサウンドです。
OPPO Pad Air 動作の軽快さについて
まずは数値的に見てみようと 「PCMark for Android」 というベンチマークアプリで数値を調査してみました。
Work 3.0 performance score の数値は 6,317 点。
7,000 点あれば普段遣いは快適と言われる中で少し下回っているスコアですが、 新品 3万円台のタブレットとしては十分な結果ではないでしょうか。
実際に使っている中で不便を感じることは試用中ありませんでした。
一般的な利用について
ColorOS 12 / Android 12 自体の完成度が高いため操作も便利で、 基本的に動作は軽快です。
インターネットサーフィンをしたり動画を見たりする分には十分な性能を有しています。
ゲームの利用について
3Dグラフィックの処理が重いタイプのゲームは設定を下げないといけないし重く感じるのでおすすめしません。
比較的軽いゲームであれば快適に遊べます。
試しに 「Tower of Fantasy(幻塔)」 と 「原神」 を少し動かしてみたのだけれど、 画質の初期設定は低画質。
せっかく綺麗なグラフィックを楽しめるゲームですが、 ポリゴンっぽい画質で遊ぶことになります。
試しに1段階画質を上げてみたら結構カクカクしました。
低画質ならまぁ遊べるかなという感じ。
最低限は遊べるけれど、 満足に遊べるかどうかはまた別というところですね。
一時的にフローティングウィンドウで表示し、 後ろで調べものをするということができるのは便利です。
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OPPO Pad Air の仕様をチェック
OPPO Pad Air | |
---|---|
定価 | 37,800円 |
サイズ | 縦 約 245.1mm 横 約 154.8mm 厚さ 約 6.9mm |
重量 | 約 440g |
カラー | ナイトグレー |
ディスプレイ | サイズ : 約 10.3インチ 解像度 : 2,000 × 1,200 ピクセル密度 : 225ppi 輝度 : 360nit |
画面リフレッシュレート | 60Hz |
SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 680 |
RAM/ROM | 4GB / 64GB |
外部メモリ | microSD : 64GB〜512GBに対応 |
OS | ColorOS 12based on Android 12 |
バッテリー容量 | 7100mAh |
急速充電 | 18W急速充電 |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
防塵防水 | なし |
生体認証 | 顔認証 |
スピーカー | Dolby Atmos対応の4つのステレオスピーカー(左右2個ずつ) |
イヤホンジャック | なし |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetoothバージョン | 5.1 |
Bluetoothオーディオコーデック | SBC, AAC, aptX, aptX HD, LDAC |
USBポート | USB Type-C |
イヤホンジャック | USB Type-C ※3.5mmイヤホンジャックなし |
センサー | 地磁気センサー 光センサー 加速度センサー ジャイロセンサー |
同梱物 | SDカード取出し用ピン×1 クイックガイド×1 安全ガイド×1 |
SOURCE : OPPO
OPPO Pad Air レビューのまとめ
こんな感じで今回は OPPO Pad Air をメーカー様から貸与いただき実機の試用レビューをしました。
- 比較的安く普段遣い用のタブレット端末がほしい
- パソコンはMacではなくWindowsを利用している
- スピーカーから音を出してメディア鑑賞をする
- バッテリーは長持ちが良いと考えている
- 充電用ケーブルやアダプターを持っている、 別途用意できる
- 60Hzディスプレイで満足できる
- 動作の重いゲームがしたい
- お風呂場など水がかかる場所で使いたい
- 衛星測位を利用した正確なGPS精度を求める
- カメラ性能を求める
- 専用のペンシルで手書き文字やイラストを描きたい
こんな感じですね。
OPPO Pad Air は 10.3インチの大きめディスプレイなのに約 440g と軽く、 綺麗なディスプレイでサクサク動き、 Dolby Atmos 対応の高音質スピーカーを搭載しているコスパ良いタブレット端末です。
充電器、 USB Type-C ケーブル、 microSDカード、 の 3点は最低限用意する必要性があるけれど、 手持ちがあれば追加で費用はかかりません。
ネットサーフィンや動画視聴などの普段遣いにピッタリなコスパ高い OPPO Pad Air 。
ハイエンドモデルは高くて手が出しにくいけれど快適に使えるタブレットがほしい! という方におすすめの Android タブレットです。
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