iPad Proの2018年モデルを購入してから、 2020年モデルのiPad Proを使う今に至るまで、 ボクは第2世代Apple Pencilをライティングのお供として愛用し続けてきました。 万年筆を長年使っていると愛着がわいてくるように、 1年半を共にしたApple Pencilは今や僕の生活に無くてはならない大切な存在になっています。
第2世代になってからというもの、 Apple Pencilの使い心地と快適性には本当に満足しています。 でも僕が唯一気に食わなかった点。 それがペン軸が細すぎることでした。
九条ハル
Apple Pencilのグリップ力が足りないせいで、 長時間使っていると手が痛くなるのだ…
市販のペングリップが使えるんじゃない?
メロ
…このような経緯から、 今まで様々なグリップを試してきました。 汎用のペングリップやApple Pencil専用のグリップなど、 数えたらキリがありません。
ところが、 そのいずれも結局僕には合いませんでした。 というのも、 僕が試した製品はどれも次のような問題を抱えていたのです。
- 実用性重視でデザインがダサい(Apple Pencilの見た目を損なってしまう)
- グリップをつけた状態でペン本体の充電ができない
- ダブルタップによるジェスチャーが使えなくなる
一つ目は百歩譲って良しとしましょう。 だとしても二つ目・三つ目は僕にとって致命的でした。 グリップをつける代償として、 第2世代Apple Pencilの魅力が台無しになってしまうのです。 これだけはアカン! ということで、 結局Apple Pencilとグリップの併用案はお蔵入りとなってしまっていたわけです。
AhaStyle 「Apple Pencil(第2世代)用シリコンカバー」
やっと条件に適うグリップを見つけた
前置きが長くなりましたが、 さっきの問題点をすべて解決してくれる救世主にようやく巡り逢えました。 AhaStyleの 「Apple Pencil(第2世代)用シリコンカバー」 です。
グリップじゃなくてカバーを買ったの?
メロ
九条ハル
厚手のカバーだから、 グリップ力もあがるしペンも守ってくれる一石二鳥のメリットがあるのだ!
このアイテム、 端的に何が良いかといえば 「Apple Pencilの良さを損なわない」 ことが挙げられます。 なんとカバーをつけた状態でもiPad本体にくっつけて充電ができるし、 指によるダブルタップのジェスチャーにちゃんと反応するんです。 そして見栄えもきっちり意識してシンプルかつお洒落なデザインにまとまっている。
これが実際に使ってみてめちゃくちゃ良いと感じたので、 是非ともこの場でレビューさせていただきたいと思います。
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さっそく取り付けてみる
AhaStyleのApple Pencilカバーは単色とツートンカラーの2種類に大別されますが、 僕は単色の方を選択しました。 パッケージはネイビーと水色の二本で1セット。 他にもピンクや白、 オレンジ、 黒など様々なカラーバリエーションがあって、 選ぶだけでも楽しかったです。
単色タイプは上部に横長の穴が開いていて、 ここからApple Pencilを差し込んで装着するかたちになります。
装着自体はとっても楽で、 案外スムーズに差し込めます。 iPadとの接続面(平らな部分)がペン本体とカバーでぴったり合うように注意します。
取り付け完了! シリコン素材なのでマットな質感でスベスベした触り心地がクセになります。 そしてカバーの厚み分Apple Pencilのグリップ力が増しています。 これが個人的には一番嬉しいポイントでした。
見た目はこんな感じ。 汎用のペングリップだとシンプルな外観のApple Pencilとどうしても合わなくて浮いてしまう問題がありました。 一方でこのカバーはApple Pencilに合わせて設計されているだけあって、 モノトーンなデザインがApple Pencilの魅力を存分に引き立ててくれます。
九条ハル
おしりが丸見えになってるのも可愛らしくて良きかな…
ここすき(個人の感想です)
グリップ力が向上し、 長時間書いても手が疲れにくくなった
グリップ力が向上。 ダブルタップジェスチャーも使える
実際にシリコンカバーを取り付けた状態でライティングしてみると、 確かにグリップ力が上がっていることに気付きます。 カバー自体はそれほど厚みがあるわけではなく、 Apple Pencilがデカく・ゴツくなったという感じは全くしないのですが、 付けてない時と比べて長時間ライティングしても手が疲れにくいのです。
さらに、 ペンをよりしっかり握れるようになったことでより綺麗に文字を書けるようになりました。 何より良かったのが、 カバーを付けた状態でもダブルタップジェスチャーが使えるという点。 第2世代を使い始めてからダブルタップによるペンと消しゴムの切り替えを多用するようになったこともあり、 この機能が使えるか否かはとっても重要な問題だったんです。
もちろん、 カバーを付けている分ダブルタップの反応性は多少悪くなりました。 軽いタップでは反応しないことがあるので、 ツール切り替えの際は強めにタップするようにしています。
カバーを付けた状態でもペンの充電ができる
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カバーを付けたままでも充電できる
カバーを付けた状態でも充電できる! 当たり前のことに思えるかもしれませんが、 iPad本体にくっつけての無線充電に頼るしかないApple Pencil(第2世代)では、 グリップを付けている間充電そのものができないという致命的な問題があったわけです。
その点、 このカバーはApple Pencilが本来もつ魅力を一切(又はほとんど)損なわずにその利便性を高めてくれるのだからすごいですよね。
で、 ペン側をソフトカバーで保護しているので接続時の 「パチンッ!!」 という音が無くなったのも地味に嬉しかったです。
以前使っていたiPad Pro(2018)ではこの 「パチン!」 を繰り返すうちに本体側の塗装が磁力で剥げてしまったんですよね(その時の記事はこちら)。 たぶんペンをくっつける時の摩擦も原因だと思うのですが、 このカバーでApple Pencilを保護すればこれを防げるんじゃないかと期待しています。
好きなカラーでApple Pencilをカスタマイズ!
実用性もデザインも◎なペンシルカバー
結論としては、 買って良かった! 「グリップじゃなくてカバーだし、 求めているグリップ力は得られないだろうな…」 とあまり期待していなかったのですが、 実際は予想以上の効果でしたね。 Apple PencilとiPad本体を傷から守ってくれるというメリット(むしろそっちの方が本質なんですけど…)もありますし。
カラバリも豊富に揃っているので、 白一色のApple Pencilを自分好みの色でイメチェンさせたい! という方にもおすすめできそうです。 ただしカバーを付けた状態だとApple純正のスリーブケース等には入らなくなるそうなので、 そこだけは注意しておきたいですね。