VRデバイスを手掛けるPICOは、 ビジネス市場向けに設計されたVRヘッドセット 「PICO G3」 を発表しました。
PICO G3はクアルコムの 「Snapdragon XR2」 プロセッサを搭載するオールインワンVRヘッドセットで、 5,300mAhの大容量バッテリーによりビジネスシーンでの長時間使用が可能になっています。
4月13日から予約を開始しており、 5月上旬に出荷予定。 価格は60,500円(税込)です。
3DoF、 5,300mAhの大容量バッテリー
VRメーカーのPICOは、 「PICO Neo3 Link」 をはじめとするスタンドアロン型のVRヘッドセットを多く手がけています。 最新のVRヘッドセット 「PICO 4」 は2022年10月に発売されたばかり。
今回新たに発表されたPICO G3は最新のPICO OSを搭載するスタンドアロンのVRヘッドセットで、 128GBストレージと6GB RAM(DDR4)を備えています。
PICO G3の設計は、 教育、 医療、 トレーニング、 マーケティングなど幅広いビジネスシーンでの利用を意識したもの。 5,300mAhのバッテリーを搭載するほか、 クアルコムの充電規格 「Quick charge 3.0」 による急速充電にも対応し、 長時間使用を実現しています。
また、 PICO G3ではアカウント登録なしでアプリケーションをすばやく起動できる仕様になっており、 企業によるヘッドセット導入のハードルを下げる狙いがあるようです。
歪みや分散を抑えるフルネルレンズを採用し、 解像度はフルHD。 自由度は3DoFとなっています。
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機能の制限やカスタマイズも
ビジネス向けの特徴としてPICO G3には 「PICO Business Suite」 が統合されており、 システム機能の追加設定や構成にアクセスできるようになっています。
ホームスクリーンのカスタマイズ、 用途を制限するためのキオスクモード、 ネットワーク内の複数のデバイス間でのコンテンツの制御やストリーミングなどの機能が含まれており、 教室設定や企業研修の拡張性に特化し仕様といえます。
さらにPICO G3が搭載するエンタープライズSDKは、 Unity、 Unreal、 OpenXR、 WebXRによる開発をサポート。 PICOの3DoFヘッドセットがあれば、 SDKを通じてG3に対応可能です。
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