Metaは9月26日、 新型MRヘッドセット 「Meta Quest 3S」 を正式に発表しました。 国内発売日は10月15日で、 すでに予約受付が開始されています。 価格は128GBモデルが48,400円、 256GBモデルが64,900円 (いずれも税込)となっています。
「Meta Quest 3S」 の特徴とスペック
「Meta Quest 3S」 は、 現在販売されている 「Meta Quest 3」 の廉価版に位置づけられるモデルです。 カラーパススルー機能や搭載するチップセット、 コントローラーなどはMeta Quest 3と共通の仕様ですが、 ディスプレイの性能を抑えることで低価格化を実現しています。
ディスプレイの片目の解像度は1,832×1,920ピクセルで、 視野角は96度×90度。 「Meta Quest 2」 に比べて4.5倍の解像度を実現するものの、 「Meta Quest 3」 の解像度は2064×2208ピクセル、 視野角は110度と96度とより高精細なので、 両者の中間の性能と言えます。
レンズは 「Meta Quest 3」 がパンケーキレンズを採用するのに対し、 Meta Quest 3Sはフレネルレンズを採用。 「Meta Quest 3」 の方が視野の歪みが少なく、 より現実感の高い映像体験が可能という点で優位性を保っています。
本体の厚さは73.9mmで、 「Meta Quest 2」 と比較して20%薄くなりました。 重量は514g。 バッテリー容量は4,324mAhで、 平均駆動時間は2.5時間となっています。 RAMは8GBで、 ストレージは128GBモデルと256GBモデルの2種類から選択できます。
広告/Advertisement
パススルー機能と処理性能
Meta Quest 3Sの外部カメラの画素数は4MP、 精細度は18PPDで、 「Meta Quest 3」 と同等のパススルー機能を有しています。 カラーパススルーのおかげで、 ヘッドセットを装着したまま外部の映像を確認することができるのは大きな利点です。
ただし、 ディスプレイの解像度や視野角の違いにより、 「Meta Quest 3」 の方が映像の鮮明さや見やすさで優れているとされています。
プロセッサは 「Meta Quest 3」 と同じQualcommの 「Snapdragon XR2 Gen 2」 、 メモリも8GB RAMと共通の仕様で、 処理性能やソフトウェアの機能には大きな差がありません。 このため、 将来的なソフトウェアアップデートによる新機能も 「Meta Quest 3」 と同様に享受できるということになります。
「Meta Quest 3S」 の発売日と価格
- Meta Quest 3S (128GB) : 48,400円 (税込)
- Meta Quest 3S (256GB) : 64,900円 (税込)
- Meta Quest 3 (512GB) : 81,400円 (税込)
Meta Quest 3Sの発売日は10月15日で、 予約はすでに開始されています。 また、 2025年4月30日までに 「Meta Quest 3S」 または 「Meta Quest 3」 を購入したユーザーには、 10月22日に発売予定の新作ゲーム 『バットマン:アーカム・シャドウ』 と、 毎月2本のタイトルを無料で利用できるサブスクリプション 「Meta Quest+」 が3ヶ月分利用できる特典が付属します。
「Meta Quest 3S」 の発売に伴い、 「Meta Quest 2」 と 「Meta Quest Pro」 は販売終了となります。 また、 「Meta Quest 3」 の128GBモデルも在庫限りで販売が終了し、 今後は512GBモデルのみが販売される予定です。 512GBモデルの価格は81,400円に値下げされます (いずれも税込)。
VIDEO BY META
SOURCE