外出先でもNintendo Switchをテレビにつなげて大画面でプレイしたい! という方は少なくないと思います。 ところがテレビで遊ぶとなると映像出力用のドックが必須になります。 このドックがデカくて重くて…持ち運びにはどうも適していないのです。
そこで紹介するのが 「GENKI Dock」 という製品。 この子、 Switchドックとしての機能を備えながら純正品の約1/10サイズという超コンパクトな充電器なんです。
GENKI Dock|Switchドック
- USB PD対応で25W出力の充電器
- HDMIケーブルがあればSwitchのテレビ出力が可能
- ノートPCやスマホ等のモニター出力にも使える
- PC接続時はUSBハブとしても機能
GENKI Dockには複数の用途、 機能があります。 最大の魅力はNintendo Switchの純正ドックと同等の機能をおよそ1/10サイズに詰め込んでいること。
製品の本質はUSB PD対応で25W出力の 「充電器」 であるため、 外出先なら単にデバイスの充電を目的として使う場面も少なくないでしょう。
GENKI Dockは充電器にSwitchハブ、 USBハブとしての機能を詰め込んだ画期的な製品なのです。
それゆえに、 インターフェースは普通のACアダプターと少し異なります。 本体側面を見ると、 HDMIポートの他にUSB Type-Cポート、 そしてType-Aポートが一つずつ備わっていることに気付きます。 (Switchの純正ドックに近い構成となっています)。
テレビ出力時はHDMIポートにケーブルを繋いで使うかたちになります。 一方でSwitchやスマホ、 ノートPC等の充電には2つのUSBポートを使用しますが、 充電中GENKI Dockの空いているポートにUSBメモリなどの記憶媒体を差し込めば、 そのデータを充電中のデバイスに読み込むことができます。 つまり 「GENKI Dock」 はUSBハブとしても機能する訳です。
付属品をチェック
- GENKI Dock 本体
- Type C to C ケーブル (1.8m)
- 専用収納ポーチ
- マニュアル(日本語あり)
- ステッカー
付属のC to CケーブルはUSB 3.1 Gen2かつUSB PDに対応。 片方の端は珍しいL字型で、 Switch接続時も場所を取らないように設計されています。
HDMIケーブルは別途用意する必要がありますが、 Switchの純正ドックを既に持っている方はそちらで使っているケーブルを流用すれば問題ないと思います。
広告/Advertisement
Switchの画面をテレビに映し出す
Nintendo Switchの画面をテレビに出力するには、 まずGENKI Dockをコンセントに挿した状態でType-Cケーブル(Type C to C、 または A to C)とHDMIケーブルを接続します。 前者はSwitchの本体に、 後者はテレビやモニターのHDMIポートに接続しましょう。
実際に繋いでみるとこのような感じ。 純正ドックの場合と同様に、 Switch本体側の画面が消え、 TVにゲーム画面が出力されます。 接続中Switch本体は充電されているので、 バッテリー切れの心配もありません。
Switchの純正ドックは横幅約17cm・高さ約10cm、 そして重量は327gありますから中々の存在感がありますよね。 対してGENKI Dockはおよそ3cm×6cm、 厚みは4.5cm程度とコンパクトであるにも関わらず、 純正ドックと同じ機能、 同じ出力解像度を有しています。
GENKI Dock | Switch 純正ドック | |
モデル | ||
サイズ | 33 × 60 × 44 mm | 173 × 54 × 104 mm |
出力解像度 | 1080p | 1080p |
端子 | USB 3.1 Type-A×1 USB 3.1 Type-C×1 HDMIポート×1 |
USB 2.0×3 HDMIポート×1 |
備考 | USB PD対応 | USB 3.0対応 |
なお、 テレビ出力時は 「GENKI Dock」 付属のType-Cケーブルを使うことをおすすめします。 映像出力機能を備えていないType-Cケーブルを使うと、 充電はできてもテレビ出力ができないことがあるためです。
Type-Cケーブルは見た目こそ一緒ですが、 3.0, 3.1 Gen1, Gen2などのバージョン、 USB PD対応の有無等で性能が大きく違います。 ものによってはスペック通りの出力、 充電性能を得られないこともあります。
加えて、 Switch Liteは本体側に映像出力端子を備えていないため、 テレビ・モニターへの出力ができないことに注意しておきましょう。
有線LANに接続する
GENKI DockはUSB Type-Aポートを搭載しているため、 有線LANの接続アダプターを繋ぐことで快適なインターネットを楽しむことができます(これは純正ドックの場合も同様です)。
ゲームの場合、 有線でのインターネット接続には 「無線に比べ遅延(ラグ)が少なくなる」 「対戦時のロード時間が短縮されプレイが快適になる」 などのメリットがあります。
スマホやノートPCのモニター出力にも
Switchに限らず 「GENKI Dock」 を使えば、 スマホやノートPCの画面をモニターにミラーリングしたり、 サブディスプレイとして接続したりすることが可能です。
たとえばモバイルモニター等を出先に持っていく人の場合、 ケーブルでPCとモバイルモニターを直接接続すると画面は出力できてもPC本体に給電されないため、 別途充電用のケーブルを挿さない限り使用中はバッテリーが減少していきます。
ところが、 GENKI Dockを使えばPCを充電しながらかつサブモニターへの出力も可能になるため、 ”充電切れ”という時間的制約を気にせず存分に作業することができます。
ただし充電器としての 「GENKI Dock」 は25W出力とそこまでハイパワーでなく、 一部のハイエンドPC(MacBook ProやゲーミングPCなど)に関して使用中の充電は厳しくなるので注意が必要です。
PC以外には、 モニター出力に対応したスマートフォンをGENKI Dockに接続して使用したり、 Type-Cポート搭載のタブレットを大型モニターにミラーリングしてイラストを描くといった使い方があるでしょう。
GENKI DockはUSBハブとしても機能するので、 USB Type-Aを持たないまたはType-Cを持たないPCの拡張性を強化できます。
SOURCE