MOFT Carry Sleeve
物好きのボクは、 いつも少し”変わった”ラップトップケースを選びます。 MacBook Proを購入して間もなく手に入れたのは、 「DOCKCASE」 というハブ内蔵のコンセプトケース。 数々のスリーブを試した末、 最近はdripの 「Leather Macbook Case」 に落ち着きました。
そして今、 再び心惹かれるのはMOFTの 「多機能キャリーケース」 。 スリーブとしては勿論、 組み立てればPCスタンドにもなるという、 MOFTらしい製品です。
他のMOFT製品と同じく、 クラウドファンディングで多額の支援を集めたプロダクト。 色によってはいまだに在庫切れが続いているようですが、 ボクはあえて主張しないクラシック・ヌードをチョイス。
九条ハル
MOFT教のボクとしては、 試さずにはいられんのですよ! !
一体いくら貢いだんだか…
メロ
モカに近い色味で、 お気に入りの古材デスクとよく合います。 サイズは13インチ、 13.3インチ、 16インチの3つから選べますが、 MacBook Proに合わせて13インチを選択。 本体よりひとまわり大きく、 内部の収納ポケットも含め、 余裕のあるつくりです。
材質はフェイクレザーですが、 上質な触り心地で、 安っぽさはありません。 上下面に薄板が仕込まれているほか、 ケースの三縁がきつく縫われているので、 見た目以上に頑丈。 中のPCを保護するという意味では、 擦過・衝撃ともに問題なさそうです。
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ギミックは面白い
とはいえやはり最大の特徴は、 ワンタッチでスタンドに変化するギミック。 スタンドを外付けするのではなく、 ケースそのものがスタンドになる仕様がユニークな点でしょう。
ケースに予め設けられた 「折り線」 をガイドに、 2段階の角度調節ができます。 デスクワークに適した 「15度」 は外フタを支えに立てることで実現。 画面の高さも上々で、 やや目線が下向きにはなるものの、 通常より疲れにくい姿勢で作業することができます。
しっかり折り曲げると、 地面から25度の高さに。 キーボードの傾きが増すので、 作業というよりはコンテンツ視聴やオンライン会議に向いているかも。 PCを固定するためのストッパーもついているので、 平置き・膝おき問わず安定感は十分です。
ただし、 これは他のMOFT製品にも言えることですが、 少々無理に折り曲げているぶん、 回数を重ねるごとに折り目が目立っていきます。 また傾きの大きい25度では、 ケース内蔵のマグネットによる磁力で形状を維持します。 PCを置いている時は安定しますが、 単体では磁力が弱いのか勝手に戻ってしまうこともしばしば。 発想は興味深いものの、 実用を考えた時に許容できるか否かは場面次第といえそうです。
充実した収納ポケット
収納スペースが豊富に用意されているのは有難いですね。 ケースの背面は伸縮ポケットになっているので、 見てくれが悪くなるという欠点に目をつむれば、 電源アダプタに厚みのあるマウスまで、 想像以上に沢山入れることができます。
中を除くと、 書類等を入れるための仕切りに、 カードや名刺を収納できるミニポケットが。 ケースにスタンド用の薄板を仕込んだ代償として、 伸縮性を殆ど失っているように見えますが、 ケース前面の折り目が可動域になるため、 案外内部にもスペース的余裕があります。
九条ハル
PC周りのアクセサリを一緒くたに詰め込めるのは便利だー! !
収納スペースが多いのは単純に嬉しいわね。
メロ
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実際に使ってみて
PUレザーの質感は、 なかなか良いです。 本物のレザーと違って、 爪で引っ掻いたり他のモノと擦れたりしても、 簡単には傷がつかないのもメリットになると思います。
伸縮性のポケットや内部収納は、 伸縮性に乏しいプロダクトの短所をかわす巧妙な案ですが、 収納時の見栄えは決して良いとは言えません。
スタンドとしての機能性、 安定感は抜群。 MOFT製品を使ったことがある方なら同様に満足できる仕上がりになっています。 ギミックの割にケースが薄く、 そして軽い(13インチで285g)のも評価すべき点です。
一方で、 各所に仕込まれたマグネット板が、 結果としてケース全体をゴツく見せてしまっているのは惜しいところ。 ラップトップを常に持ち運ぶビジネスパーソンにとって、 スタンド・保護・収納、 そしてデザイン性を備えた 「MOFTキャリーケース」 は魅力的に映るはず。
結局のところ、 他のスリーブにはない 「MOFTキャリーケース」 ならではのギミックをどれだけ活かせるかが、 このプロダクトの鍵になるかもしれません。
九条ハル
これはもしや…MOFTへの愛が試されているっ…!?
これはもう手遅れね。
メロ