ドイツ時間2019年9月3日、 IFA2019にてRazerからゲーマー向け薄型ノートPC 「Blade Stealth 13」 の2019年後半モデルが発表されました。
通常のBlack、 Bluck 4Kに加えて、 限定仕様のMercury Whiteもラインナップ。 Intel第10世代Coreプロセッサ(IceLake)を採用し、 4コア8スレッド対応の 「Core i7-1065G7」 を搭載しました。
Razer Blade Stealth 13。
Source:RAZER
注目はやはりGPU。 独立GPUは、 現行モデルのGeForce MX150に続いて、 今作では 「GeForce GTX 1650」 にアップグレードされました。
Razerによれば、 最新モデルでは多くのFPSゲームが60フレーム/秒で動作するとされています。 13インチの薄型ノートでそこまでできるなんて、 驚きですよね。
CPU内蔵GPUで3Dゲームができるように!?
CPUはIntel第10世代Coreプロセッサ
(Ice Lake)にアップグレード。 Source:RAZER
現行モデルの 「Blade Stealth 13」 は第8世代Coreプロセッサ(Whiskey Lake)を搭載していますが、 その内臓GPU(Intel UHD Graphics 620)には比較的処理を要するゲーム、 3Dゲームなどをプレイする性能がなく、 そのため上位モデルにはNDIVIAの独立GPU(dGPU)、 4GBのGeForce MX150が搭載されています。
ところがlate 2019モデルには先月発表された第10世代Coreのうち、 10nmプロセス製造のIce Lakeを搭載されます。 同時に内蔵GPUもGen9からGen11にアップグレードされ、 大きな性能向上が期待されるのです。
Intelによれば、 1080pの3Dゲームなら、 充分にプレイできる処理性能をもつとされています。
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独立GPUは大幅アップグレード
GTXモデルはGeForce GTX 1650を搭載する。
Source:RAZER
上位モデルに搭載される独立GPUは、 現行モデルのGeForece MX150からGeForce GTX 1650にアップグレードされました。 GIZMODOによれば、 これは現在の13インチラップトップで最もパワフルなGPUとのこと。
NDIVIAによれば、 このGPUの実力を示す指標として 「Apex LegendsをグラフィックスMax設定でも動かせる性能を有する」 ことが挙げられています。
いよいよ、 Stealthシリーズもゲーマー向けデバイスの分野に大きく駒を進めてきた感じです。 もちろん、 ゲームだけでなくAdobe系ソフトや動画編集など、 グラフィック性能を要する作業にも最適なパワーが期待できるでしょう。
まとめ:薄さそのまま、 グラフィック性能はPC界最強
薄さはキープ、 中身はグレードアップ。 Source:RAZER
元々かなり薄くて軽いウルトラブックであるにも関わらず、 薄さそのままCPU・GPUのアップグレードによりグラフィック性能が大幅に向上したRazer 「Blade Stealth 13」 。
ひとつ残念なのは、 Mercury White Editionには独立GPU搭載のGTXモデルがラインナップされなかったことでしょうか(あと価格も)。
Mercury White Edition。 Source:HardwareCanucks
本作の意義は、 Stealthシリーズの歴史で 「初めて」 、 多くのPCゲームを実用的なパフォーマンスでプレイできるPCが誕生したという点にあると思います。 13インチという制限の中で、 どれほどゲーミング需要に貢献する魅力・性能を引き出せるかが今後の課題となりそうです。
- ディスプレイサイズ:13.3インチ
- Full HD/4Kタッチスクリーン
- ストレージ:256GB、 512GB(PCIe×4接続SSD)
- メモリ:16GB
- Thunderbolt 3、 Type-C Gen2, USB 3.1搭載
- 重量:約1.36〜1.48 kg
- 現地価格1,499ドル(約16万5000円)から出荷予定
現行モデル(2018)
SOURCE