どうも、きさみんです。高速充電に対応した新規格「USB PD」がいよいよ普及し始めて、Type Cポートを備え「急速充電」を謳うモバイルバッテリーも増えてきた昨今。 それにも関わらず、僕にとって理想のモバイルバッテリーは ...
きさみん
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どうも、きさみんです。高速充電に対応した新規格「USB PD」がいよいよ普及し始めて、Type Cポートを備え「急速充電」を謳うモバイルバッテリーも増えてきた昨今。
それにも関わらず、僕にとって理想のモバイルバッテリーは今まで一台も現れることがありませんでした。
モバイルバッテリーって、買って後で後悔するモノランキングの割と上位にくると思うんですよね。もうほんとに、買っては「コレジャナイ」感に苛まれ手放すのを何度繰り返したことか…。
きさみん
そう思っている人、実は多いんじゃないでしょうか?そこで本記事では、タイトルにもある通り「MacBook Proユーザーに」とってベストな理想のモバイルバッテリーを2点紹介したいと思います。
きさみん
MBPに最適なモバイルバッテリーの条件とは?
MBPの充電に足る出力
何よりも大事なのはモバイルバッテリーの出力!まずはこれをみてください。
Appleはこの値を各デバイスに「適合」した出力としていて、適合値より小さい出力だと十分な電力が供給されないと公言しています。
きさみん
MacBook Proは、13インチでも61Wの電力供給を必要とするかなりのモンスターマシンです。つまり、
いくら大容量でも、消費電力の大きいMBPを充電できるだけの「パワー」がなければ意味がない!
訳です。で、実際に出回っているモバイルバッテリーを見てみると、最大でも30W出力のものがほとんどなんです。
きさみん
もちろん30WあればiPad Pro(18W)、MacBook(29W)、MacBook Air(30W)などは余裕で充電できます。でも残念ながら、MacBook Proを充電するには非力感が否めません。
モバイルバッテリー選びで僕が最初につまづいたのはここでした。スマホやタブレットだけでなくPCの充電もできればと思い30Wのモバイルバッテリーを購入したはいいものの、実際僕のMacBook Pro 13インチに繋いでみるとスリープ時こそ徐々に充電はされますが使用中はバッテリー残量が全く増加せず、バッテリーの減りを抑えることができる程度…
ANKERやcheeroのバッテリーも試しましたが、いずれも出力が満足のいくものではなく結局手放してしまいました。なので理想のモバイルバッテリーには
条件① MBP適合値(61〜81W)レベルの出力を備えている
ことが欠かせません。これを第1の条件とします。
十分な蓄電容量
MacBookユーザーの中では、iPadやiPhone、その他充電が必要なデバイスを複数台持ち歩く方も多いと思います。僕もその一人なので、PCだけでなくiPhoneやiPadを複数台充電できるくらいの余裕があれば良いなと思います。
参考程度にApple製品のバッテリー容量を並べてみるとこんな感じ。
*MBPではリチウムイオンバッテリーの定格電圧3.7Vを用いて公称値から割り出した値を載せています
スマホだけ充電できれば良い、という人にとっては5,000mAh程度の小型バッテリーで十分だと思います。
ですが、PCを含む複数デバイスの充電を考えると10,000mAh以上は必須、15,000mAh以上のバッテリーなら残量切れの心配なく使えるのではないかと。
特に出先でPCやタブレットを使って作業する機会が多いという方にとっては、大容量バッテリーが選択肢としては現実的になってきます。
条件② 10,000〜15,000mAh以上の大容量バッテリー
USB PDに対応していること
USB PD(=Power Delivery)とは最大で100Wの出力に対応する次世代の高速規格です(従来のUSBは5V/3Aの15W程度が限界でした)。
端子はUSB Type-Cを採用していますが、Type-Cだからといって全てUSB PD対応とは限らないので注意が必要です。
USB-Cポートを備えるPCのほとんどはUSB PDに対応していて、USB PDに非対応のケーブル・充電器を使うと充電速度が不十分だったりそもそも充電できなかったりします。
MacBookシリーズも御多分に洩れずUSB PD対応なので、モバイルバッテリーとケーブルはUSB PDに対応したものをきちんと選ぶようにしましょう。
条件③ モバイルバッテリーがUSB PDに対応している
USB-Cポートが「2つ」あるもの
これは少し私的な理由ですが、最近僕の周りのデバイスもUSB-C端子を備えるものが増えてきたので、そろそろ充電器・コード類をUSB-Cで一本化したいと考えるようになりました。
それゆえ、モバイルバッテリーにもUSB-AではなくUSB-Cポートがついていた方が嬉しいのですが、市販されている製品のほとんどはUSB-Cポートを1つしか備えておらず、代わりにUSB-Aポートがいくつも付いていたりして僕の希望に添いませんでした。
理想としては、USB-Aポートは最低1個残しつつもUSB-Cポートを2つ以上備えるモバイルバッテリーがベストだと思うのです。
条件④ USB-Cポートを2つ以上搭載している
欲しい機能をすべて詰め込んだ究極のバッテリー「Omni 20 USB-C」
さてここまで厳しい条件をワガママなことに4つも叩きつけた訳ですが(笑)、なんとこれらの条件を全て満たすモバイルバッテリーが存在するんです。
今回はそんな究極のモバイルバッテリーを2つ、皆さんにご紹介したいと思います。
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最初のモンスターデバイスはこいつ。Omnichargeの大容量モバイルバッテリー「Omni 20 USB-C」です。
クラウドファンディングを起源とし、日本円にして4億円以上の支援を集めた人気商品「Omni 20」にUSB PD出力ポートを追加しパワーアップしたモデル。先の条件を満たすばかりかそれ以上のポテンシャルでユーザーを魅了する、超万能モバイルバッテリーと言えるでしょう。
これぞ理想のモバイルバッテリー!Omni 20 USB-CはUSB-Cポートから単体60W、複合で100Wの高出力を実現しています。これでMBP 13インチの充電は余裕、15インチも作業中の充電が可能になります。
USB-Cポートはちゃんと2つあるのでMacBookに加えてiPadやiPhoneを同時に充電することもできますよ。
もちろんUSB-Aポートも2つ備えていて、どちらも最大15W、合計で25Wの出力が可能になっています。
きさみん
*写真はOmni 20
もちろんバッテリー容量も安心の20,000mAh超えで、MBP 13インチとiPhoneを丸々充電してもお釣りがくる程です。そして実寸は手のひらサイズのコンパクトさで、重量は506gとなかなかの軽さ。
さらにUSBメモリやSDカードなどの外部ストレージをOmni 20 USB-Cを介してデバイスに接続することができます。つまり、モバイルバッテリーとしてだけでなく、USBハブのような使い方もできるのです。
ここまでの特徴を見ていると、Omni 20 USB-CはMacBook Proユーザーにぴったりだと思いませんか?これ1つ買えば、USB-CとAの変換アダプタやUSBハブを買わずに済むかもしれないんです。しかもパソコンを充電できる高出力を持ち合わせているとなれば、
きさみん
となる僕の気持ちもわかっていただけるのではないかと。
モバイルバッテリーを充電しながら接続デバイスも同時に充電できる「パススルー機能」も搭載されています。
加えて、有機ELの小型液晶が搭載されているので、バッテリー残量や出力・入力の値などを確認できたり、出力量を細かく調整することができます。これは大変ありがたい機能ですね。
現在はAmazonにおける一般販売も行われています。中々のお値段ですが、中途半端なモバイルバッテリーを買っては後悔し、結局買い換える結末を迎えることを考えればコスパの良い買い物だと僕は思ったりします。
今年1月、Omni 13・Omni 20のアップデートが発表!既存機種にもUSB PDポートが追加されるぞ!
Engadgetさんの記事で書かれている通り、今までUSB PDポートがなかったOmni 13、Omni 20がアップデートされ、USB PDが1つずつ追加されるとのことです!アップデート後の「Omni 20 +」「Omni 20 USB-C +」にはQiワイヤレス充電の機能も搭載されます。
「Omni 20」には「Omni 20 USB-C」にないAC出力(コンセント)やHVDC出力があるので、アップデート次第ではこちらの方がオススメできるかもしれません。
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1ポートで100W出力!?MBP 15インチも余裕で高速充電できる怪物「Mighty 100」
続いて紹介するのが、Less is Moreのモバイルバッテリー「Mighty 100」。こちらもクラウドファンディングから生まれた商品で、「MacBook Proも充電可能な高出力モバイルバッテリー」を謳っています。
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このMighty 100の何よりすごい特徴が、名前にもある通り最大「100W」出力に対応しているということ。しかも合計でなく、単一のポートで100Wです。
ライバル製品は複数ポートの「合計で」30Wやら40Wというものが多い現状を鑑みると、群を抜く高出力っぷりですよね。
これだけの出力が実現できるのも、USB PDのおかげ。これなら、MacBook Pro 15インチ(87W)や同13インチ(61W)も余裕で充電できてしまいます。
端子は100W入出力と60W出力のUSB PDが1つずつとQuicK Charge 3.0対応のUSB-Aが1つ。
文句なしの構成です。
バッテリー容量はOmni 20を超える27,000mAh。MBP 15も1回フル充電できる「超」大容量です。
入力ポートは100Wまで対応しているので、100W対応の充電器を使用すれば最短1時間で充電できるとのこと。ただ現実的には30〜60W程度の充電器を使用する機会が多いと思うので、これより30分〜1時間程度追加でかかると思った方が良いでしょう。
シングル100W出力が活きる場面と言えば、PCを含む複数のデバイスを同時に充電するとき。パソコンの充電には100W出力のポートを使用して、残りの2ポートでタブレットやスマホを充電すれば、電力供給を落とすことなく各デバイスを高速充電することができます。
きさみん
「Omni 20 USB-C」と同様、「Mighty 100」もパススルー充電に対応しています。バッテリーレベルはLEDライトにより5段階で表示できます。
「Mighty 100」はクラウドファンディングサイト「Makuake」で販売していますが、数量限定なのでご注意を。
現在は楽天でも販売されているようです↓
きさみんが購入したのは?
結局僕はどっちを購入したのかと言うと…。
Less is Moreの「Mighty 100」です!
どちらも良かったのですが、シングルで100Wの高出力、USB-C×2とUSB-A×1というシンプルな構成、価格の3点が理由で後者を選びました。
Omniの方も今後アップデートが入ってさらに高機能になることが予想されるので、期待して見守っていく所存です。
きさみん
きさみん
おわり