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Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!

今月12日にサムスンが米サンフランシスコにて開催した「Galaxy UNPACKED」イベント。今年は噂されていた縦折り型のフォルダブルスマホ「Galaxy X Flip」に、フラッグシップにあたるSシリーズの最新機種3つ、さらに「Galaxy Buds+」も披露されるなど、充実したラインナップでした。
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今月12日にサムスンが米サンフランシスコにて開催した 「Galaxy UNPACKED」 イベント。 今年は噂されていた縦折り型のフォルダブルスマホ 「Galaxy X Flip」 に、 フラッグシップにあたるSシリーズの最新機種3つ、 さらに 「Galaxy Buds+」 も披露されるなど、 充実したラインナップでした。

ここでは発表されたプロダクトについて簡単にまとめていきます。

– Announced gadgets –

Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!

  • Galaxy Z Flip:縦折りフォルダブルスマホ
  • Galaxy S20:新生Sシリーズの最廉価モデル。 6.2インチ
  • Galaxy S20+:S20よりちょい大型で、 ToFセンサーをプラス。 6.7インチ
  • Galaxy S20 Ultra:カメラ機能に特化した最上位モデル。 6.9インチ
  • Galaxy Buds+:TWSイヤホン 「Galaxy Buds」 の後継機種。

きさみん

S20シリーズもすごいけど、 縦折りの 「Z Flip」 は発表以降バツグンの注目度だ〜! ! !
Galaxy Foldに続いて2機種目のフォルダブル…サムスンは間違いなくこの分野をリードしてるね!

メロ

Galaxy Z Flip – au専売で2/28発売

Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!

Image:Samsung

昨年発売の 「Galaxy Fold」 に引き続き、 2機種目のフォルダブル(Foldable)スマホです。 ただし大きく異なるのは、 「Fold」 が横折り、 すなわち 「畳むとスマホ、 開くとタブレット」 を売りにしていたのに対し、 「Z Flip」 は縦折りである点です。 縦折りスマホのエッセンスは 「スマホとタブレットの2in1」 ではなく、 あくまで普通のスマホだけど折りたためばコンパクトになるところです。

言い換えれば、 「Fold」 と 「Z Flip」 は同じフォルダブルでもコンセプトが全く異なるということになります。 もう一つの大きな違いは価格で、 前者は国内で24万前後だったのに対し、 Z Flipはau専売で17万9360円(税込)となっています。 それでも普通のスマホよりはうんと高いですが、 フォルダブルスマホが貴族の娯楽からコンシューマー向けへと徐々に移行していることをアピールするには十分な価格設定ではないかと思ったりします。

Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!

背面カバーにも1.1インチの超小型ディスプレイを搭載。 使い道は…? Image:Samsung

「Galaxy Z Flip」 の構造的特徴で特筆すべきは2つ。 一つはフォルダブルスマホで初めてディスプレイガラスを採用したこと(フォルダブルは強度の問題から樹脂素材が採用されることが多い)。 これによりフラッグシップに相応しい鮮やかな発色と視認性を実現しています。 次に背面の1.1インチ小型ディスプレイ。 ここにメールの通知や時刻が表示されるほか、 ここから通話にでたり、 セルフィーを撮ったりすることも可能となっています。

https://youtu.be/Sx9ibZLwVNE

– Specs –

製品名 Galaxy Z Flip
OS Android 10
SoC 7nm 64-bit Octa-Core Processor
RAM 8GB
ROM 256GB
ディスプレイ 6.7インチ(21.9:9)
Cover:1.1インチ
解像度 Main:2,636×1,080
Cover:300×112
カメラ フロント:10MP(f/2.4)
リア(超広角):12MP(f/2.2)
リア(広角):12MP(f/1.8)
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 5.0
バッテリー 3,300mAh
インターフェース USB Type-C
nanoSIM
サイズ 折り畳み時:73.6×87.4×15.4-17.3mm
広げた状態:73.6×167.3×6.9-7.2mm
質量 183g
その他 Quick Charge 2.0 & AFC
Wireless PowerShare
NFC
eSIM & nanoSIM


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Galaxy S20/S20+/S20 Ultra – カメラ、 バッテリー、 そして5G

Samsungのスマホラインナップではフラッグシップ(ハイエンド)帯にあたる 「Sシリーズ」 の最新機種です。 昨年のS10と比べて、 特にバッテリーとカメラ周りが大きく進化しています。

Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!

左から、 S20、 S20+、 S20 Ultra。

S10シリーズに引き続き3モデル構成で、 最廉価の 「Galaxy S20」 は6.2インチディスプレイ、 「S20+」 が6.7インチ、 そして最上位の 「S20 Ultra」 は6.9インチとグレードに従ってサイズが大きくなるのも従来と一緒です。 ディスプレイについては全モデル120Hzの高リフレッシュレートをサポートしているのがポイント。
その他、 S20 Ultraは驚異の5,000mAhバッテリーを搭載しているため、 電池切れに悩まされる機会も減るのではないかと思われます。 話題の5Gについてはさすがサムスン、 全モデル対応させてきました(ただしS20のみミリ波には非対応です)。

Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!

カメラ性能は 「S20 Ultra」 が抜群だが、 他2種も十分にハイスペックだ。 Image:Samsung

さて肝心のカメラ性能ですが、 「S20」 と 「S20+」 はToFセンサーの有無を除けばほぼ同等と考えて良いでしょう。 廉価モデルのS20でも驚愕の8K30fps動画撮影に対応し、 0.5倍の超広角から最大30倍のデジタルズームまで広範囲の静止画撮影も可能となっていまが、 「S20 Ultra」 になると性能は段違いです。

S20 Ultraは 「1億800万画素」 の広角カメラを搭載し、 10倍のハイブリット光学ズームに対応、 デジタルズームは最大100倍に至ります(実用性には目をつむりましょう)。 こちらも8K30fpsの動画撮影が可能とのこと。

その分カメラバンプは背面のおよそ1/5を占めるほど巨大になっていますが、 これをデザインと捉えるかダサいと思うかは我々の感性次第といったところでしょうか。

Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!

S20シリーズの発売日は3月6日(グローバル版)。 価格はGalaxy S20(5G)が999ドル(約11万円)、 S20+(5G)が1199ドル(約13万円)。 S20 Ultra(5G)が1399ドル(約15万円)となっています。

https://youtu.be/x0Kv_QRWR-I

– Specs –

製品名 Galaxy S20 Galaxy S20+ Galaxy S20 Ultra
OS Android 10
CPU Qualcomm Snapdragon 865
Exynos 990
RAM 5G:12GB
LTE:8GB
5G:12GB
LTE:8GB
5G・LTE:12/16GB
ROM 5G:128GB
LTE:128GB
5G:128/256/512GB
LTE:128GB
5G・LTE:128/256/512GB
ディス
プレイ
6.2インチ 6.7インチ 6.9インチ
解像度 3,200×1,440 3,200×1,440 3,200×1,440
カメラ フロント:10MP(f/2.2)
リア(超広角):12MP(f/2.2)
リア(広角):12MP(f/1.8)
リア(望遠):64MP(f/2.0)
フロント:10MP(f/2.2)
リア(超広角):12MP(f/2.2)
リア(広角):12MP(f/1.8)
リア(望遠):64MP(f/2.0)
リア(TOF)
フロント:40MP(f/2.2)
リア(超広角):12MP(f/2.2)
リア(広角):108MP(f/1.8)
リア(望遠):48MP(f/3.5)
リア(TOF)
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
Blue
tooth
Bluetooth 5.0
バッテリー 4,000mAh 4,500mAh 5,000mAh
インターフェース USB Type-C
microSDXC
nanoSIM
サイズ 151.7×69.1×7.9mm 161.9×73.7×7.8mm 166.9×76.0×8.8mm
質量 163g 186g 220g
(5G:222g)
その他 Infinity-O Display
HDR10+ 認証
120Hzリフレッシュレート
Fast Wireless Charging 2.0
Quick Charge 2.0 and AFC
Wireless PowerShare
5Gサポート

Galaxy Buds+ – バッテリーが進化

Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!

Samsung製TWSイヤホン 「Galaxy Buds」 の後継機種にあたります。 注目はバッテリーで、 前モデルと比べて駆動時間は80%増加、 イヤホン単体で11時間再生、 充電ケースと合わせて22時間の連続再生が可能になりました。 とはいえ、 ケース含めての総再生時間はTWSイヤホンの中で見るとまだまだ短い方と言えるかもしれません。

また 「Galaxy Buds」 ではダイナミック型のシングルドライバー構成だったのに対し、 「Buds+」 ではデュアルドライバーに。 内蔵マイクも合計3つに増加し、 音声の聞き取り精度が向上しています。

Galaxy UNPACKED 2020の概要を3分で解説!
見た目は 「Galaxy Buds」 と殆ど一緒。 Image:Samsung

– Specs –

Bluetooth Bluetooth 5.0
バッテリー イヤホン本体:85mAh
ケース:270mAh
連続再生時間 イヤホン単体11時間、 ケース込みで22時間(公称値)
コーデック SBC、 AAC、 Scalable
(Scalableはサムスン独自規格)
Bluetooth 5.0
インターフェース USB Type-C
サイズ イヤホン:17.5×22.5×19.2mm
ケース:38.8×70×26.5mm
質量 イヤホン:6.3g
ケース:39.6g
その他 Qiワイヤレス充電対応
急速充電対応(3分充電で1時間駆動)
防沫仕様
アンビエントサウンドモード

サービス面の努力が感じられたプレゼン

話題の縦折りスマホにフラッグシップのSシリーズなど、 高価格帯のスマホがメインだった今回の発表ですが、 同時にサービス面における他社(Microsoft、 Google、 Netflix)との提携姿勢が強調されていたのも印象的でした。

スマートフォンのシェアでトップを走り続けるサムスンですが、 その功績を支えているのはフラッグシップではなくGalaxy Aシリーズのようなミドルレンジスマホです。 ハイエンドの売れ行きが伸び悩む中、 各企業の注目はハードからサービスへと移りつつあるように思います。

きさみん

Galaxy Z Flipはサムスンの技術力をアピールする上で重要な立ち回りをしてたね。
一方で、 Sシリーズは2020年に求められる要素を漏れなく詰め込んだ感じがあったわ。

メロ

きさみん

カメラ性能も5Gも、 S20はまさに 「抜かりない」 という印象だったゾ!!