「悪くないんだけど、ここがもったいない…」そんな”惜しい”タスク管理ツールにさよならを。
Trello、Asana、その他諸々のツールを試してきたが、どうも使い勝手に納得がいかない。そう思ってた人(僕)に朗報です。
「こうだったら良いのに」…そんな理想が全部詰め込まれた、限りなく完成形に近い私的No.1タスク管理ツールをここでご紹介したいと思います。
その名も、「Milanote(ミラノート)」。ブラウザでも、アプリでも閲覧可能。デバイスを問わずシームレスにアクセスできるオンラインサービスです。
どんなニーズにも答えるカスタマイズ性

高い自由度を備える最新オンラインツール。
やるべきこと一覧を整理して一括管理するためのオンラインサービス「Milanote」。ジャンルとしては TrelloやJooto、Stock と同じ「タスク管理」ツールですが、そのシステムはこれらと全く異なる革新的なものです。
一言で「タスク管理」というとチームでプロジェクトの内容を共有する場面が連想されますが、「今週中にやること」「テスト勉強」といった私的なタスクの整理だってもちろん含まれます。
ところが、多くは前者にウェイトを置いて、合理的に設計されたUIを備えるものばかり。それはそれで良いのですが、これを個人的なタスク管理ツールとして転用しようとすると、どうもガタつきが生じてうまくいかないのです。
その点、Milanoteは前者と後者、どちらでも問題なく使える高い汎用性を備えています。ポイントは「自由度の高さ」「豊富なツール」「階層構造」の3つ。
サービスによってシステムが異なる!
Trello の場合

Trelloのボード画面。
いわゆる「カンバン方式」。付箋を貼っていくような感覚でタスク管理ができる。目で見て進捗を確認しやすいのと、無料ながらツールが結構豊富なのが強み。その一方で、その方式ゆえに字数、配置等に制限が伴うことも多い。
Asana の場合

Asanaのボード画面。
モダンでわかりやすいUI。カンバンに加え、リスト形式、カレンダー形式など管理方式も様々。GoogleカレンダーやSlack、その他サービスとの連携機能が充実しているのが強みだが、チームでのタスク管理に特化しているたUIのため、私的タスクに使うのは難しいかも。
無限に広がるボード。好きなところに、好きな配置で
ボードの大きさに制限がないのが、Milanoteのポイント。
Milanoteでは無限に広がる「ボード」の好きな場所にメモやファイル、To-do、リスト、コメントなどあらゆるツールを配置していくことができます。
一見無秩序なように見えますが、配置を選べるだけでリストの作り方や共有方法など、可能性がぐっと増してアイデアを広げやすくなるのです。
多種なツール、配置の自由さが「Milanote」の魅力
好きなアイテムを好きなところに配置できる。
各アイテムは小さく並ぶドットに合わせて配置される。そのため、自由ながらある程度体裁を整えることもできる。
Adobe illustratorみたいにアートボードを並べて作品を作っていくような、きわめて直感的で制限のない操作性。
この「自由度の高さ」こそ他にはないMilanote最大の魅力です。
豊富なパーツ
Milanoteには用途に合わせたパーツが数多く用意されている
Milanoteには、「ノート」「リンク」「To-doリスト」「コメント」など用途別に様々なパーツが実装されています。
各パーツを1箇所にまとめてグループ化したり、パーツ同士を矢印で結びつけることも可能です。
Note(ノート)
Link(リンク)
To-doリスト
一般的なTo-doリスト。リスト全体にタイトルをつけることもできる。
コメント
コラム
複数のパーツをまとめてグループ化し、タイトルをつけることができる。
添付ファイル

ファイルの種類を問わず、アップロードした書類をパーツとして好きなところに配置できる。
複数のボードを階層で管理
ボードAの中にボードBとボードC…のような入れ子構造が可能。
Milanoteのもう一つの魅力が、複数のボードを「階層方式」で管理できること。つまり「ボードAの中にボードBとボードCを配置する」みたいなことができるんですよね。
各ボードを並べて管理するよりも、層構造にした方が、別々のタスクを一括で管理できて、何より全体的にみてスッキリする、というメリットがあります。
実際の使用例、お見せします
タスクの種類別にボードを用意。メインボードで一括管理

メインボードにはタスク別に用意したボードを並べて、素早くアクセス
僕の場合、タスクの種類ごとに異なるボードを作成して、それらを一つのボード上で一括管理できるようにしています。
層構造になっているおかげで、アクセスが容易な上に自分の現在位置(いわば”ディレクトリ”)を確認しやすくなります。
ドット線とカラムを活用して課題を見やすく整理
上のボードは勉強関連のタスクを集めたもので、やるべき内容とともに参考資料のPDFを貼り付けて、すぐ参照できる状態にしてあります。
各パーツは背景の小さなドット線に合わせて配置されるので、縦横の起始をそろえてやると全体的にスッキリした印象になります!
個々のタスクはただ乱雑に並べるのではなく、同じジャンルに属する内容を1つのカラムに集約すると、シンプルかつタスクの参照もしやすくなるのでオススメですよ。
MacでもiPadでも、リアルタイムで閲覧&編集
Milanoteはブラウザ上で駆動するオンラインサービスですが、Mac用、iOS用のアプリ版も提供されています。ボードの内容は、iPad、iPhone、Mac間で自動的に同期されるので、デバイスを問わずリアルタイムで閲覧・編集ができます。初期状態(無料)でここまでサービスが充実しているのは嬉しいところ。
- Mac:ブラウザ上で起動 or Mac用App
- iPad:iOS用アプリはiPad未対応→ブラウザ上で起動 or サイト自体をホーム画面に保存する
- iPhone:iOSアプリ対応。ただしリスト表示にしか対応しないので注意
Mac・iPadにおける「Milanote」は、一通りの操作が共通しているのですぐに慣れることができるでしょう。ただしiPhoneでは「リスト方式」での表示にしか対応していないので、各パーツが配置した通りに表示されないケースがあり、注意が必要です。
さあ、Milanoteを使ってみよう
この記事で「Milanote」に興味を持ってくださった方のために、Milanoteの利用方法を述べて締めにしたいと思います。
Milanoteの公式サイトから「Sign up for free」をクリック。
まず「Milanote」にアクセスして、「Sign up for free」をクリックします。あとは基本情報を登録すればすぐに利用を開始することができます。
公式サイトには配布テンプレートから、自作テンプレートの作成マニュアル(英語)まで豊富に揃っています。こちらも活用すれば、タスク管理のプロフェッショナルになるまで、そう遠くないかもしれませんね。
結論:Milanoteはなんでも叶える「万能タスク管理ツール」
クリエイティビティーを刺激する、デザイン性に優れたタスク管理ツール「Milanote」。既存のサービスに満足できなかった方、まだ使っているという方も、この機会にぜひ一度使って見てください。
iPadの可能性を広げよう
iPadを買ったは良いものの、書類を見るときくらいしか使っていない。そんな「勿体無い」使い方をしていたら、iPadが可哀想ってもんです。Kissanaduでは、医大生の筆者が培ったノウハウをもとに「勉強特化型」iPad活用マニュアルをまとめました。
学生向けとはいえ、そのテクニックは普段使いにも応用できる便利なものばかりです。バッグをやたら重くするノート類や資料、全部iPad一台に集約してみませんか?
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