きさみん
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iPhone 6s以降iPhoneシリーズの多くに採用されている「3D Touch」。
名前は聞いたことあるけど、何の機能かわからない…なんて人、いませんか?
活用すればとても便利な機能なのに勿体ない!ということで、本記事では3D Touchの使い方とオススメの活用例をご紹介します。
「3D Touch」とは?
3D Touchとは、画面上で指を強く押し込むことでショートカットやプレビューなどの操作を簡単にできる機能です。
普通のタップや長押しではなく、Appleが開発した「Taptic Engine」により、指でディスプレイを押し込むとその圧力を認識してそれに応じた様々な機能を実行してくれます。


押し込み方は2つあって、軽く押し込むことを「Peek」、さらに強く押し込むことを「Pop」と呼び、通常のタップ(Tap)と区別しています。
3D Touchの感度を設定しておこう
まず初めに、対応iPhoneの「設定」アプリから、3D Touchがオンになっているかを確認するとともに、3D Touchの感度を設定しておきましょう。
- STEP1設定アプリの「一般」をタップし「アクセシビリティ」を選択
- STEP2「アクセシビリティ」の中の「3D Touch」がオンになっていることを確認オフになっていたらオンにしておきましょう。
- STEP33D Touchの感度を設定僕は3D Touchの感度を「強い」にして、軽く押すだけで反応するように設定しています。
3D Touchの3大機能
3D Touchでできる操作は大きく分けて次の3つです。
- トラックパッド化
- ショートカット(クイックアクション)
- プレビュー
特に上の2つは、使いこなすとめちゃくちゃ効率がアップする便利な機能なので、この機会にぜひ覚えてしまいましょう!
3D Touchの便利機能① トラックパッド化
iPhoneで文字を打ち込むとき、カーソルの位置あわせが面倒に感じたことはありませんか?カーソルを置きたいところを長押しして、ルーペが出たら微調整して…
でも、3D Touchを使えばもっと楽にカーソルを動かすことができます。
iPhoneのキーボードが出ている状態で、何でも良いので好きなキーを押し込んだままにします(Peek)。するとキーボードの領域がパソコンのトラックパッドのようになって、指を動かすだけでカーソル位置を自由に調整することができるんです!
これなら長押しして微調整…という面倒な手順は一切抜きに、直接カーソルを合わせることができます。
さらに、Peekでカーソルを自由に動かせる状態にした後さらに強く押し込む(Pop)と、範囲選択もできちゃいます。


きさみん
3D Touchの便利機能② ショートカット
3D Touchの便利な使い方として、「クイックアクション」という機能があります。これはホーム画面上の任意のアプリを押し込むと、アプリ内の「特定の機能」に直接アクセスすることができるというもので、アプリによっては大きな効果を発揮してくれます。
カメラ:カメラをセルフィー(インカメ撮影)やビデオ撮影で直接起動できる!
ビデオやセルフィーを撮ろうと思ったら、まずはカメラアプリを開きますよね。開いたときのデフォルトはアウトカメラの「写真」撮影になっているので、ビデオを撮るならビデオモードに、セルフィーならインカメに切り替える手間が必要です。
でも、ベストショットの瞬間は突然に訪れるもの。撮ろうと思ったらすぐに撮れる環境はやっぱり大切です。クイックアクションはこれを実現してくれます。やり方はカメラアイコンを押し込んでポップアップを開くだけ。ビデオ撮影やセルフィー、ポートレートまでも一発でアクセスすることができちゃいます。
また、わざわざホーム画面を開かなくとも、ロック画面からカメラを起動することもできます。ロック画面の右下に表示されているカメラアイコンを押し込むだけです。
電話:よくかける人を4人まで表示できる
電話をかける度に連絡先から探す必要はありません。よく電話する相手をアプリ内の「よく使う項目」に保存しておけば、クイックアクションから1タップで相手に電話をかけることができます。
また、新規連絡先の作成や連絡先の検索もクイックアクションから実行することができます。
Instagram:新規投稿が楽々できちゃう
これは結構便利!Instagramのアプリを開いてから新規投稿の画面に移るのではなく、ホーム画面から直接飛んでしまいましょう。アクティビティの表示もクイックアクションから飛ぶことができます。
写真を撮ったらすぐ投稿したい、自分の投稿についた「いいね」をチェックしたい、そんな場合にこのクイックアクションを活用してあげましょう。
時計:ストップウォッチ・タイマーを即座に起動!

時計の場合は、「アラーム作成」「ストップウォッチ」「タイマー」が表示されます。タイマーは使いたいときにサッと設定できるので重宝します。
設定:BluetoothやWifiを素早くON/OFF

設定アプリでは、BluetoothとWifiの設定画面に即アクセスできるのが大きいですね。カフェや駅などで公共Wi-fiスポットに接続するとき、様々なBluetooth対応デバイスに接続するときに役立ちます。
Googleマップ:現在地をLINEで送信できる!

これは最近見つけたんですけど、Googleマップのクイックアクションでは「登録した地点までの所要時間」を確認することができるみたいです!例えば自宅をマイプレイスとして登録しておけば、現在地から自宅までの所要時間を教えてくれる訳です。
加えて、「現在地を送信」からは、自分の居場所をLINEで特定の相手に送信することができます。待ち合わせの時にすごく役立つと思いませんか?
3D Touchの便利機能③ プレビュー
3D Touchを使えば、リンク先やコンテンツの中身をプレビューで「チラ見」することができます。


いざリンク先に飛んでみたら、自分には興味のないページだった…なんてこと、ありますよね。この「チラ見」機能を使えばリンク先のプレビューを見て開くか開かないか判断できるので、もっと効率よくネットサーフィンができるはずです。
活用例① LINEで既読をつけずにメッセージをチェックする
きさみん
そんな人にお役立ちの機能をご紹介。3D Touchのプレビュー機能を活用することで、LINEで既読をつけることなく相手からのメッセージを確認することができます。
LINEのトーク一覧で、相手の名前を軽く押しこんだまま(Peek)にすると、トーク場面のプレビューを見ることができます。プレビューで見た場合、相手の端末に既読通知が行かないので、実質未読のままメッセージを確認することができる訳です。


ちなみに、強く押し込んでしまう(Pop)とトーク画面が開かれて、既読がついてしまうので注意してくださいね。
活用例② ロック画面・通知センター上からメッセージを返信


相手からのメッセージ通知を軽く押し込む(Peek)と、その場で返信することができます。特にロック画面で通知を見た場合、ロックを解除する手間を抜きに返信ができるのは便利ですよね。ただし同時にセキュリティ上の問題もあるので、気になる人は通知の設定をオフにしておくと良いでしょう。
機種によっては3D Touch非搭載なので注意
今回紹介した「3D Touch」ですが、根強い人気のiPhone SEや最新のiPhone XRなどには搭載されていないので注意が必要です。
ですが、iOS 12からトラックパッドなど一部の機能は、設定を変更することで3D Touchを使わずに起動することができるようになっています。
使い方次第でとても便利な「3D Touch」。iPhoneユーザーにはぜひ使ってほしい機能です。